進撃の巨人【ネタバレなし感想】/ついに完結してしまった神作

チュートリアル徳井が「1巻で主人公が死ぬんですよ!?気になるでしょ!?」と紹介していた漫画。気になりすぎて翌日本屋へ走った。

高い壁に100年守られてきた平和に、人類は安心しきっていた。

しかし、超大型巨人の出現により平和な日常は終わりを告げる

壁が破壊され、壁の外にいた巨人達が侵入してきたことでみるみる地獄と化していく市街地。逃げ遅れた母親の救出に向かうエレンとミカサだが、力及ばず母親は2人の目の前で巨人に喰われてしまった

エレンは調査兵団に入団巨人の駆逐を固く決心した。】

作者:諌山創
2009年9月9日~2021年4月9日、別冊少年マガジンにて連載。

・アニメ
第1期:2013年4月7日~9月29日 
第2期:2017年4月1日~6月17日 
第3期 Part.1:2018年7月23日~10月15日
第3期 Part.2:2019年4月29日~7月1日 
第4期 Part.1:2020年12月7日~2021年3月29日
第4期 Part.2:2022年1月9日~2022年4月4日 
第4期 完結編(全編):2023年3月4日
第4期 完結編(後編):2023年11月5日

新しい設定・世界観・装備

立体起動装置が実際にあれば、使ってみたいよね。漫画ですら立体起動装置を駆使したバトルは見ていて爽快感があります。

ありそうでなかった設定なので新鮮です。構成もしっかりしていてマンネリしないし、ハマる。

レベルアップ方式じゃないのも良い。
巨人はチートかもしれないけど元々いるし、抜きんでて強いキャラクターだっている。でもそのように全員の戦力がある程度決まっていてチームで戦う感じが私は好きです。

キャラクターの魅力

総じて人気の高いリヴァイ兵長ですが、私はアニとライナー…アルミンも好きだな。

好きになるキャラクターが絶対いますね。我がセガレの推しはベルトルト。

可哀想なキャラクターがいっぱいいますが、ずば抜けてライナーは可哀想でした。彼は人よりメンタルが弱めです。序盤では訳のわからないこと言ってたり妄想が激しかったりなど意味不明でしたが、ストーリーが進展するにつれてその意味のわからない部分の意味がわかってきたり。可哀想すぎて気になってきちゃうやつですね。

「おにゃんこぽん」の登場は衝撃でした。名前が。
なんで彼だけこんなにふざけた名前なのかと思いましたが、天空の神が由来だということを後に知りました。
おにゃんこぽんも人気がありますよね。Apexしている友達が「おにゃんこぽん」だというので、検索をかけましたらいっぱいいすぎてどれが友達か全然わかりませんでした。それくらい大人気です。

ただのバトル漫画ではなく

壁の向こうにはなにがあるのか、そもそも巨人はどうして現れるのか、ライナーの言動がおかしいのはなんなのか。こうした謎が少しずつ明らかになっていく。

戦争、差別、権力、人間といった考えさせられる場面が多々あります。人間とは、自由とはを問いかけてきますね。

戦略や政治、歴史的背景、キャラクター達の成長過程や心理的な変化や葛藤、心理描写もリアルに描かれているので強い共感と感情移入をもたらしてくる。

エレンサイドだけ見ていたら敵対しているキャラクターは全部敵。でも謎が明らかになってくる上で視点が変わると敵ではなくなる。

それゆえにただのバトル漫画ではなく、サスペンスや人間ドラマをより深く楽しめる。

OPからカッコイイ。原作の画力も進むうちにかなり上がりましたが、アニメの作画も神です。

動かし方も素晴らしく、スピード感溢れるバトルは大興奮。変に端折られることもなく、きちんと原作通りに進展していくので残念な気分にもなりませんでした。

アニメも完結したので一気に観るといいかもしれない。

進撃の巨人に限らずどのアニメもそうなのですが、実写化は個人的には好きじゃないです。似てない時点でイヤですが、謎のオリジナルキャラクターやオリジナル展開。もう全くの別物です。…シキシマ??誰なの。

実写版進撃の巨人の評価は世間でも低かったようで、結構ボロクソに叩かれていました。しかし、変態ハンジを演じた石原さとみが素晴らしいという意見が多い。おかげさまで気になりすぎてNetflixで再生しました。

せっかくなので真面目に全部観ようと思いましたが、出てきた瞬間からミカサがもう違いすぎてやる気をなくしてしまったので石原さとみ以外とばしました。本当に石原さとみは素晴らしかったです。

もはや読んでない観たことない人の方が少ないであろうこの作品ですが、原作、アニメはおすすめです。

張り巡らした伏線の回収も、最初から最後まで素晴らしい作品。これがデビュー作だというんですから、すごい。ただのバトル漫画ではなく、圧倒的スケールと人間ドラマが交差する作品でした。

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