ゲーム『リトルナイトメア3』前作とのつながりは?単体でも楽しめるけど…!【ネタバレなし・感想】

リトルナイトメア3(LITTLE NIGHTMARES 3)|アイキャッチ画像 ゲーム

「前作とつながりはあるの?怖い?」

怖がりにはちゃんと怖い!
『サウンド・オブ・ナイトメア』を知ることでより深く繋がり、楽しめる!

ゲーム自体は単体でも成立しているので、シリーズファンも初めての方も楽しめます。

理由は3つ

  • 新しい主人公、新しい舞台で初めての方でも入りやすい
  • 協力プレイで怖さが半減(ソロや怖がりには十分怖い)
  • セリフなしで語られるストーリーがシリーズ共通

怖さがマイルドになろうと1人でプレイなどできなかった本作を、ネタバレなしでレビューします。

シリーズ初の2人協力プレイに対応した待望の3作目「リトルナイトメア3(LITTLE NIGHTMARES 3)」。

過去作同様にセリフや字幕はほとんどなく、環境や演出でストーリーを感じ取るスタイルは健在。
相変わらず、不気味で美しい世界が広がります。

しかし、主人公は初登場の“ロゥ”“アローン”
新しい舞台、新しい恐怖が待っている本作は、初めての方も楽しめる作品に仕上がっています。

2人で挑む悪夢【あらすじ】

巨大な砂漠都市「ネクロポリス」で目を覚ました“ロゥ”“アローン”

2人は協力して「スパイラル」からの脱出の糸口を探す

行く手を阻むのは、モンスターベイビーや工場長など…

これまでのシリーズ同様に歪んだ世界を子ども達はただ逃げ延びるしかない。
2人はこの悪夢から脱出することができるのか?

主人公

  • ロゥ
    冷静で慎重な弓矢を持つ少年
  • アローン
    好奇心旺盛で行動的なレンチを持った少女

舞台:悪夢の世界「ノーウェア」の中にある「スパイラル」

  • ネクロポリス
    砂嵐が吹き荒れる巨大な石造りの都市
    モンスターベイビーの遊び場
  • キャンディー工場
    一見キャンディーの甘さが漂う工場だが…
    何を製造しているのか不明すぎる不穏な工場
  • カルネヴァーレ
    到底楽しむことなどできない狂気のサーカス
    本作屈指の緊張感に挑む
  • 精神病院
    巨大な強面院長が待っている
    ロゥの過去が明らかになる!?

基本情報

発売日2025年10月10日
開発イギリスの開発会社
Supermassive Games
ジャンルサスペンスアドベンチャー
プレイ時間6~8時間
プレイ人数1人(AI協力)
2人(オンライン)
対応機種PlayStation4
PlayStation5
Nintendo switch
Nintendo switch2
Xbox Series X|S
Xbox One
Steam
DLC エキスパンションパス
「Secrets of The Spiral」
有料
第1弾
「フェリーマン衣装セット」
第2弾(2026年4月~6月予定)
5月現在は未配信
「追加チャプター」
第3弾(2026年10月~12月予定)
「追加チャプター」
マツリカ
マツリカ

過去作を遊んでハマった我々親子が、アローンを選択してプレイ。

【関連記事】前作と前々作の絶望を味わいたい!「リトルナイトメア1・2」のネタバレなし感想は、こちら

独特な不気味可愛い世界観は健在。
ちょっとファンタジー味がプラスされたようなステージもありましたが、やっぱり病院は怖かったし、作り込みも素晴らしい。

ロゥとアローンのデザインはもちろん、各ステージでボスとなるキャラクターのデザインも不気味さがあって良い。

セリフはもちろんなく、あらゆる描写からストーリーを考えないといけません。

シリーズ初のオンライン協力プレイ

本作最大の特徴は、この2人協力プレイでしょう。
もちろん1人でもプレイ可能です。

協力できるとはいえ、難易度が下がることはありません。

  • 役割分担
    ロゥの「弓」、アローンの「レンチ」。
    お互いの武器を活用しないと解けないギミックがいくつも存在します。
  • 足の引っ張り合い
    タイミングがシビアなものが多く、うっかりミスが命取りになることもあります。
    ソロプレイよりも“緊張感”が増すかもしれない。

多様なロケーション

本作の舞台は「スパイラル」。
これまでのシリーズ同様、悪夢を具現化したような統一感のない複数のエリアで構成されます。

吹き荒れる砂嵐と巨大な石造りの建造物が特徴的な「ネクロポリス」を始め、「キャンディ工場」「カルネヴァーレ」など、一見子どもが喜びそうな施設に訪れますが、その実態は想像を超えてきます。

どのエリアにも“ボス”キャラクターが存在します。
決して悪意があるわけではない純真無垢な存在から、あからさまな悪意があるキャラクターまで様々です。

対照的なバディ:ロゥとアローン

  • ロゥ
    ペストマスクを思わせる鳥のようなマスクをかぶった少年
    弓を使ってテクニカルに立ち回る
  • アローン
    ガスマスクのようなものを被った少女
    レンチを使って道を切り開く

『リトルナイトメア1・2』と同じく、彼らは何者でどこから来たのかは語られません。
しかし、物語を進める中で見えてくる2人の関係性や結末は、目が離せません。

考察の余地を残すストーリーテリング

このシリーズが人気を誇る最大の魅力は、一切のセリフがないこと。
本作でも、物語は環境演出とキャラクターの行動のみで語られるのです。

説明がなくスタートする作品ですが、キャラクターや各エリアのオブジェなどを観察することで見えてくるものもあります。

「これにはどういう意味があるんだろう?」

ゲームを楽しみながら、ストーリーの意味を考える楽しさもあるのが醍醐味です。

本作をより深く楽しむために、ぜひ知っておいてほしいのがシリーズ公式オーディオドラマ『サウンド・オブ・ナイトメア』との繋がりです。

リトルナイトメアシリーズは全て「ノーウェア」と呼ばれる子どもの悪夢やトラウマが具現化した世界が舞台となっています。

『1』の「モウ」、『2』の「ペイルシティ」、本作『3』の「スパイラル」
3つとも「ノーウェア」に存在する場所なのです。

『サウンド・オブ・ナイトメア』の舞台は、「現実」
悪夢に悩む少女“ヌーン”と、カウンセリングを担当する医師“オットー”の会話を中心に展開されます。

サウンド・オブ・ナイトメア超要約

  • 悪夢を見る少女“ヌーン”
    カウンティ精神病棟に入院
    悪夢に悩まされている
  • カウンセリングを担当する医師“オットー”
    ヌーンが見る悪夢と、幼い頃に消えた姉“シィシィ”が語った悪夢に共通点を見つける
    ヌーンを利用し、自身も「ノーウェア」に行くことを目論む
  • 「ノーウェア」を選んだヌーン
    オットーに不信感が募ったヌーンは「ノーウェア」に行くことを選び、現実から身体が消失
  • 「ノーウェア」に行けなかったオットー
    「ノーウェア」に行くには、いくつかの条件を満たす必要がある
    オットーは「ノーウェア」に行くことを諦めていない

ヌーンのように、モノやシックス、ロゥとアローンも「ノーウェア」を選んだ子ども達なのでは…と推測されています。

本作のステージに用意されている「精神病院」や、ロゥの過去
これらを『サウンド・オブ・ナイトメア』と照らし合わせると、とても深い繋がりが見えてきます。

ネタバレサイトや動画も充実しているので、気になる方は検索してみるのもおすすめです。

単体で楽しむこともできるのに、こんなにも深く繋がります。
これから配信されるDLCや続編が待ち遠しいですね。

  • タイミングがシビア
    タイミングやポイントが合わないと、なにも反応しない時がある

ソロプレイだと時々AIがポンコツなので、いくらやってもタイミングが噛み合わないことがあります。

  • アイテムやオブジェクトがわかりづらい
    色々なものが壁にくっついていたり床に転がっているので、どれがアクション対象なのかわかりにくい

アクション対象のアイテムやキャラクターを設定から「強調表示」できるので、少しはマシになるかもしれません。

本作は開発がTarsier Studiosから、ホラーの名門Supermassive Gamesへバトンタッチされました。

開発会社が変わったことで「独特の雰囲気が壊れるかも?」と懸念していたところですが、そんなのは杞憂です。

ホラーがまともにできない私に代わって、本作もセガレがプレイしてくれました。

怖いものは怖い

これまでよりも恐怖が薄くなったと感じたプレイヤーが多いようです。

本作を1周したあとに、『リトルナイトメア1・2』を再度遊びました。
1・2と比べたら確かにそうかもしれません。

とはいえ、個人的にはちゃんと怖かったです。

1・2も本作も基本的に操作はセガレがしたので、観ている分には余裕でした。

なので、自分もできる!と思い込んで本作の1周目が終わったあとに私がロゥで2周目を始めました。

近くにおちゃらけたセガレがいてくれないとできません

2周目はまだ序盤ですが、1周目と内容は同じだと思います。
内容がわかっていても、観ているだけなのと自分でプレイするのとでは雲泥の差です。

『バイオハザード』『サイレントヒル』、『サイレン』などの恐怖まではいかないですが、絶望的に怖がりな人からすれば、本作もちゃんと怖く仕上がっております

ボリュームが薄い?謎解き難易度が少し下がった!

1周クリアにかかる時間は1・2と同じくらいなのですが、ギミックやボスの攻略に関してはこれまでより難易度が下がったように感じました。

ギミックを解くための手間が減ったのです。

複雑そうなギミックも弓矢とスパナでだいたい解決しますし、学校の先生並みにしつこく追いかけてくるボスもいません。

この辺がボリュームの薄さを感じさせるのかもしれない。

個人的には怖い空間にいつまでもいたくないので、ちょっと嬉しい要素でした。

空間把握とわかりづらさが1番の敵

これまでの作品も、初見はまず失敗
今作も初見で駆け抜けることができない場面が多く、やり直しをくらいまくっていました。

それでいてやっぱり奥行の距離感がつかみづらい

セガレは空間把握が人一倍苦手なのか無駄にスティックを動かしているのか不明ですが、ギミックでもなんでもないところでの落下や攻撃の失敗なども多かったです。

タイミングや判定がシビアであることも変わりなく…もはや、シビア判定なのかバグなのか謎であることもありました。

上に通路が見えているので机に登ろうとしても机を掴んでくれないし、相棒もなにかヒントをくれるでもない。

なので、何か他の方法を試すのかと行ったり来たりしていたら、相棒が急にさっきから試していた机に登るのです。

なんなんですか。

なんでもないところで詰まることが何回かありました。

相棒が時々ポンコツ

ソロで遊ぶ場合は、最初にロゥかアローンどちらを操作するか選びます。
もう片方はAIとなり自動で動いてくれるのですが、時々ポンコツです。

序盤ではそれとなく導いてくれてる感があったのですが、プレイヤーではなく相棒が奈落へ落ちていったりします。

「お前が落ちるんかーい」ってツッコミたくなります。

既視感があります。
そう、『ドラゴンズドグマ』のポーンですね。
ポーンも意味不明な行動をした挙句に落ちていくなどがざらです。

あとは、相棒とタイミングが合わずにやり直しになったりなどが多かったです。

あまりにも続くとちょっとイラッとしてしまうかもしれませんが、なんだか和んでしまったりと意外な癒しも与えてくれました。

大混乱している相棒を見るのもまた一興です。

★こんな人に合うかも!

  • ステルスゲーが好き
  • 考察が好き
  • 協力プレイが好き

★こんな人には合わないかも…

  • 長時間楽しめるゲームが好き
  • アクションが苦手
  • ホラーが苦手すぎる

待ちに待った3作目。
人によっては物足りなさを感じるかもしれませんが、個人的には大満足です。

エキスパンションパスも購入し、DLCが配信されるのを待っています。
配信予定は今年の4月~だそうで…5月現在はまだ未配信ですが、楽しみに待ちます。

リトルナイトメアシリーズが好きな人や気になっている方、これが1番最初でも楽しめるのでおすすめです。

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