バイオハザード7 レジデントイービル(BIOHAZARD7 resident evil)【ネタバレなし感想】|すべては恐怖のために。原点回帰した最恐ホラー

ゲーム

ホラー映画を観てる気分になれるグラフィックと恐怖。
私レベルになるとまともに画面を見られないくらいにホラー。

怖いけど気になる。そんな怖がりな私が「バイオハザード7 レジデントイービル」を(下手すぎる父のプレイを震えながら)観た感想をお届けします。

ご興味があれば、過去作バイオハザードを時系列に並べた感想記事もどうぞご覧ください。
「ネタバレなし時系列ストーリー」はこちら
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3年前に行方不明になった妻:ミアをずっと探し続けているイーサン・ウィンターズ

2017年7月のある日、彼のもとに「迎えにきてほしいとミアからのメッセージが届く
イーサンはメッセージの情報を頼りにルイジアナ州ベイカー農場跡地へ向かうが、そこに待っていたのは常軌を逸した”家族”だった。】

2017年1月26日、カプコンよりPlay station4用に発売。

他・対応機種
・PS5
・Xbox One
・Xbox Series X/S
・Nintendo Switch
・Microsoft Windows
・Google Stadia
・Amazon Luna

・ライフ管理
腕時計型デバイス「コデックス」に、旧シリーズと同様のバイタルサインの波形が表示される。
ダメージを負うごとに視界が血に染まり、重症になるほど視界が狭くなる”緊張感”を高める演出が秀逸。

・セーブ方式
特定の個所に設置された「カセットレコーダー」でセーブができる。
高難易度「Madhouse」を選択した場合はバイオ1~4の”インクリボン”同様、セーブ用消費アイテム”カセットテープ”が必要で、セーブ回数に上限が設けられるというシリーズファンには懐かしい仕様。

・アイテム入手可能数の制限
バイオ4~6にあったエネミードロップシステム(キーアイテムを所持するボスを除き)廃止。
消費アイテムの入手可能数に上限が設けられ、使いどころの判断力が試される。

・クラフト(CRAFT)
「薬液」+「材料」で弾薬や回復薬を生成。
限られたリソースで何を作るか、常に試されるスリル。

・影絵パズル
不完全な絵をライトとアイテムを駆使して完成させる「光の謎解き」。
ビジュアル的にも雰囲気満点。

・ビデオテープ(Found Footage
キーアイテム「ビデオテープ」を再生し、過去の出来事を追体験する。
単なるギミックではなく、物語理解の鍵にもなる。

・アンティークコインと鳥籠
特定の個所に設置されているアイテムとオブジェクト。

・ミスターエブリウェア人形
特定の個所に設置されている手乗りサイズの首振り人形。
バイオ4の「青いコイン」、バイオ5・6の「エンブレム」に相当するオブジェクトで、どんな攻撃でも一撃与えれば粉砕できる。

「すべては恐怖のために」

ホラーにフォーカスされた今作のキャチコピー「すべては恐怖のために」。
映画「死霊のはらわた」がモチーフで、狭く閉ざされた空間で展開していく狂気の物語。

協力プレイはなく、一人称視点+VR対応による”完全没入型ホラー”。

虫・内臓系・トラップなどで生理的嫌悪感を煽り、静寂の中での緊張感もある数々の恐怖演出。
プレーヤーの神経を削ってくるタイプのホラーです。

シリーズ初”ただの一般人”主人公:イーサン・ウィンターズ

本作の主人公イーサンは、これまでのキャラクターとは違う素顔が明かされないごく普通の一般人。
ですが、どんな状況も「マジかよ」とかで済ませちゃう鋼のメンタルを持っている。

誰もが驚愕したであろうバシャバシャッと回復薬をかけるだけで、もげている手すらも元通り。

もはや歴代バイオハザードの中で1番最強だと思う。
おかげさまでイーサンは結構ネタにされるなど、人気の高いキャラクターです。

始まった瞬間から怖い

ホラーゲームは怖いので自分でできません。なので父がプレイしているのをうっすら画面が視界に入る程度の角度と薄目でビビり散らかしながら観ています。

数年のブランクかお年を召したからか、父の操作音痴に磨きがかかっています。

何がしたいのか全くの謎なので見ていてハラハラしすぎるため、色んな意味でも恐怖すぎるのですが、それにしたってこれまでのバイオハザードとは違った怖さです。

5分でトラウマになれるサイレンを超えました。

グラフィックが綺麗なのでまるで映画です。
明暗が絶妙で、周りをきちんと見渡さないと取り逃しそうなアイテム。でも振り向いたら何か起きそうで怖いから見渡したくありません。

襲い掛かってくるのが「アァ~ヴ~」とかしか言わないゾンビじゃなく、まだ人間なのも怖い。

遠くから聞こえる声がじわじわ近づいてきても、どこから飛び出してくるかわからない状態が怖い。

全部怖い。

突然車を改造するパパ(ジャック・ベイカー)

パパことジャック・ベイカーはまさに狂気。

我が父以外は見逃しているかもしれない、クレイジードリフトイベントが発生しました。

ガレージに待ち受けていたパパとの戦闘に我が父は当然苦戦。
そのうちにパパがガレージに置いてある車を急にオープンカーに改造、そしてこのクソ狭い空間でドリフトをキメてくるパパ。

ドリフトに巻き込まれて無事ゲームオーバーです。

※スムーズに攻略できればドリフトイベントは発生しません。

通常版とグロテスクバージョンの違い

もともとグロテスクバージョン前提で作られた作品です。

通常版は人体欠損・出血表現が抑えられています。
それより過激なグロテスクバージョンの上をいくのが、国外版です。

グロいのは平気なんです。ホラーがダメなんです。
(結果:ホラーな時点で無理。)

父に渡された”恐怖のコントローラー”

序盤で父があまりにも苦戦して、私にコントローラーを渡してきたんです。
仕方ないので1回だけ挑戦しました。

無理。

操作だけなら父よりはマシだと思っておりましたが、恐怖すぎて焦り散らかし、ボタンを間違えまくるし手が震えるわけです。
自分でプレイすると恐怖心も格段に上がります。

怖すぎるのに観てはいたい。
怖がりにもそんな興味を持たせる魅力を秘めた作品です。

グラフィックの美しさと没入感、そして精神を削ってくる恐怖。
「バイオハザード7」はまさに原点回帰したホラー。

ホラーが苦手な人も、ぜひ一度、恐怖体験をしてみてください。
観ているだけでもかまいません。
なぜなら、私は観ているだけだから。

原点回帰したバイオハザードであなたも肝試し、いかがでしょう?

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