映画のような絵本のような素敵な世界。
レベルやHPなどの概念がなく、画面上には背景とキャラクターしか映らない、世界観そのものを味わうための作品です。
バトルやボリュームを求める方には物足りないかもしれません。
しかし、古城の静けさや孤独感や希望など、映像から感じさせてくれる独特な雰囲気は唯一無二。
ICO(イコ):ざくっとあらすじ
【角が生えた少年イコは、村のしきたりにより生贄として古城へ連れて行かれ、カプセル的なものに幽閉されてしまう。
何かの衝撃で城が揺れ、カプセルが壊れ自由になったイコ。
城の北側の塔で、檻に閉じ込められている異国後を話す白い女の子と出会う。
城内に現れる影のような化け物に狙われる白い女の子=ヨルダ。
イコはヨルダの手を引き、城からの脱出を図り城門へ向かって走る。
しかし城の主に門を閉ざされてしまった。
イコとヨルダは城内に引き返し、城門を開くための仕掛けを作動させることにする。】
発売時期・対応機種
■2001年12月6日 PS2用に発売 アクションアドベンチャー「ICO」。
■2011年9月22日 PS3用のHDリマスター版発売
・3次元映像の立体視に対応、グラフィックがフルHDとなり高解像度化
・内容には大きな変更はなく、PS2版に忠実
ICO(イコ):システム
■演出
・レベルやHPなどの概念は存在しない
・画面上にはキャラクターと風景のみ
・BGMもない
(キャラクターの仕草や息遣い、声、風の音や鳥の鳴き声といった環境音などを重視した作品)
・イベントや敵と遭遇した時だけBGMがつく
■バトル・黒い影
・棒でボコボコ叩く
・ボタン連打で3回連続攻撃が可能
・影からの攻撃を受けても戦闘不能になることはない
・攻撃を受けるとしばらく立ち上がれなくなる
・影を攻撃して消すことはできる
・影はあくまでも行方を阻む障害物の役割なので、消しても経験値やアイテムは得られない
・ヨルダが完全に連れ去られるとゲームオーバー
■イコ
・角が生えていない子どもよりも身体能力が高い
・驚きの跳躍力や、壁をよじ登る驚きの握力を披露してくれる
・やや高いところから飛び降りればよろめく
・一定以上の高さから飛び降りるとお亡くなりになる
ICO(イコ):個人的感想
手を繋ぐっていう新しい(?)移動システム
手を繋ぐんだよ!恥ずかし!なんとも甘酸っぱ…くなど1ミリもありません。
急にヨルダの手を掴んで走ったりしちゃって、ヨルダの肩が外れたり腕ちぎれちゃうんじゃないか心配になる。
仕掛けを解くためにその場に待たせたり呼んだりしてゲームを進行するから、ずっと繋いでいるわけではありません。
ヨルダの魅力
2人以上で行動するゲームはいくつかありますが、特になにもしてくれないことが多いしむしろ邪魔くさい。
なんならいらないことしかしない挙句に主人公がお亡くなりになっても微動だにしない。
なんて作品が多いように思います。
でもヨルダはイコの行動に反応したり、困り果てていればヒントもくれる可愛い女の子です。
彼女はなんというか、守ってあげたくなるような儚さと健気さがあるような気がする。
やり込み要素はない
圧倒的に世界観を楽しむためのゲームなので、やり込み要素がありません。
謎解きも簡単すぎるわけじゃないけど難しくもない。
2週目にしか見られないイベントが用意されていますが、1週目と同じ作業を繰り返さないといけない。
〆る:世界観が美しい
私はこの世界観とヨルダが好きすぎて、ちゃんと2週しました。
極度のビビりなので、急に湧き出す影にビビり散らかしながら遊びましたが、とんでもなく詰むような謎解きもなくほどよく楽しめました。
世界観にハマれそうな方には、ぜひおすすめのゲームです。

