サイレントヒル ブック オブ メモリーズ|ネタバレ注意!ストーリー・主要キャラクターを徹底紹介

サイレントヒルをイメージした背景の中央に、タイトル「SILENT HILL BOOK OF MEMORIES」左上にカテゴリー「GAME」右下にブログ名 「マルコンBOX」を記載したアイキャッチ画像。 ゲーム
SILENT HILL BOOK OF MEMORIES・アイキャッチ画像
サイレントヒル

1999年3月4日に発売された1作目「SILENT HILL」。

深い霧に包まれた街が特徴的なこのシリーズは、モダンホラー作家:スティーヴン・キングの小説「ミスト」の影響を受けていると言われている。

実は元々、キングの作品をゲーム化する企画から始まったが、諸事情により頓挫。
その後、オリジナル作品として生まれたのが初代サイレントヒル。

当時の性能では遠くの背景を描写できず「霧」で包むことに…これがプレイヤーの恐怖や不安を煽る名演出となった。
以降、シリーズを象徴する特徴として引き継がれている。

この記事では「SILENT HILL BOOK OF MEMORIES」のストーリーとキャラクターを徹底紹介。

ネタバレしますので、ご注意を。

ネタバレなしのサイレントヒルシリーズ感想はこちら

サイレントヒルシリーズ:繋がりと記事リンク一覧

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■サイレントヒル:BOOK OF MEMORIES|”本”を手にした主人公の運命

SILENT HILL BOOK OF MEMORIES:ストーリー

悪夢の始まり

主人公の誕生日、サイレントヒルから自身の過去の詳細が綴られている”本”が届いたが、送り主に心当たりはない。

本の内容を自分が望む通りに書き換えてみた。

すると就寝後、クリーチャーがいる世界を探索する悪夢を見る。
この世界の謎を解いて目を覚ますと、現実が書き換えた通りに変化していた。

主人公はすっかり”本”に魅了され、次々と現実を書き換えていく。

勤務先の先輩の昇進を取り消して自分を昇進させ、友人の恋人を自分と交際するように仕向けた。

望みを実現させるには、その都度悪夢の世界を探索、「守護者」と呼ばれる大型クリーチャーと対峙しなければならない。
主人公はこの現象を、”本”を使うことによる副作用だと考えている。

悪夢の正体

そんな主人公に、不信感を抱く2人の人物。
顔見知りの警察官グレアムと、主人公と同様に”本”の所有者である犯罪者メリック。

警察官と犯罪者である2人は対立しながらも、主人公の身辺に姿を現すようになる。

主人公は”本”を使ってグレアムの注意を自分から逸らし、メリックを始末。
しかし、メリックの策略はすでに主人公の家族を巻き込んでいた。

主人公の妹が妻子あるグレアムと交際し、性的関係を持たされているのであった。
主人公はそれを書き換えようとするが、自分の知らない妹の内面を知ることになる。

それにより、今までの悪夢が副作用などではないことに気付く。

主人公が自分の望む現実に書き換えることは、人々が人生に求めているものを否定している。
そのために起こる戦いだったのだ。

自分の人生を他の”本”の所持者に書き換えられる前に、自分の人生を破滅させるもの、自身の守護者である「鉄の守護者」との決着をつける。


エンディングは、「守護者」を撃破するたびに入手できるメモの属性に応じて分岐する。

エンディング後も、プレイヤーがゲームを続行すれば悪夢の探索はいつまでも続き、”本”の出自と来歴にまつわる情報を収集することができる。

エンディング

Pure Light(守護者のメモ:ほぼ光)

私欲は捨て、人のために”本”を使うことを決めた主人公。
書き換えで生じる不幸を自分が引き受けることで”本”の影響を抑え、多くの人を幸せにした。

しかし、その代償に主人公は衰弱していき、やがて死を迎えるのであった。

Light(守護者のメモ:光の方が多い)

”本”を封印し、二度と使わないと決めた主人公。

”本”のない日常に戻ったが、周囲では事故や事件が多発。
多くの人が不幸に陥る。

「何も変える必要はない」と、主人公は必死に自分に言い聞かせる。

Neutral(守護者のメモ:光と血が半々)

実験を続け、ついに”本”の力をコントロールできるようになった主人公は、世の中を完璧なものにしようとする。

しかし、それは全て精神病を患った主人公の妄想なのであった。

Blood(守護者のメモ:血の方が多い)

”本”を破壊するため様々な手を尽くし、ついに焼却することに成功した主人公は安心した。

しかし、燃えているはずの”本”が、背後にあることに主人公はまだ気づいていない。

Pure Blood(守護者のメモ:ほぼ血)

”本”を使い、富も名声も恋人も手に入れた主人公。
しかし、やがて疑心暗鬼に陥った主人公は私兵を雇い、屋敷に閉じこもる。

ある日、”本”を開くと全てが白紙と化していた。

Joke

「忘れられない休暇」を過ごすため、友人とサイレントヒルに訪れた主人公。
そこで遭遇したのは、どこかで見たことがあるような人々だった。

※シリーズ恒例の「UFO」エンドと似た要素の隠しエンディング。
・ドッグタグ
・白の羽根
・チャネリングストーン
を装備してラスボスを撃破すると分岐。

※”本”の内容が漫画に変化、キャラクター達がイラストで描かれ、コミック風のムービーで展開。
ただし、他のエンディングと違い、日本語吹き替えはされない。

キャラクター

主人公(プレイヤー)

誕生日に届いた、自身の過去が綴られた”本”。
「守護者」と呼ばれるクリーチャーを倒すことで、過去や未来の出来事を書き換えていく。

ハワード・ブラックウッド

サイレントヒルに迷い込んだ人々を導く案内人であり、主人公に”本”を配達した郵便配達員兼商人。

悪夢の中ではショップを経営している。

ケイティ・コリンズ/マシュー・コリンズ

主人公が男性の場合はケイティ、女性の場合はマシューが登場。

主人公の想い人で、高校の同級生。

トレント・ベーカー/アシュレイ・ベーカー

主人公が男性の場合はトレント、女性の場合はアシュレイが登場。

主人公の恋敵。

デレック・コープランド

主人公の2年先輩で、同僚。

真面目で実直な彼は、主人公が最初の悪夢を見た日に昇進している。

グレアム・レイノルズ

主人公の家族ぐるみの知り合い。

警察官であり、階級は警部。

ジャック・メリック

脱獄囚であり、主人公と同じ「本」の所有者。
警察に追われている。

主人公の命を狙う。

ナオミ

主人公の妹。
19歳。

ダグ

メモに名前のみ登場。
パーティの主催者。

ミッシェル

DLCに登場。
小学生時代の友人から”本”を渡されている。

日記帳だと思い込み、日々の出来事を記録。
その内容は「忘れられた部屋」で起こる過去の出来事の内容と一致。

〆る:シリーズ初のジャンル

RPGというシリーズ初のジャンルに挑戦。
しかし、従来のシリーズらしい特徴がほぼ失われることとなってしまったのが本作です。

でも、”望みを叶えるための代償”はサイレントヒルらしさが、あるような気がします。

この記事があなたのサイレントヒル体験を深めるきっかけになれば嬉しいです。

このシリーズは繋がるものと単独のものがありますが、全て深く切ない物語。
よければ他の記事も読んでみてください。

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