「前作“リメイク”も遊んだ方がいい?」
ストーリー重視なら前作から、ミニゲームや世界観を楽しみたいなら本作からでも楽しめます。
前作の“運命”を知っていると今回の“分岐”への衝撃が深まるので、ストーリーを楽しみたい方は、前作のストーリーを把握しておくのがおすすめです。
理由は3つ。
- 前作の「運命」を知らないと、今作の「分岐」の衝撃が半減する
- ミニゲームとオープンワールド探索は単体でも十分に楽しめる
- キャラクター関係は前作からの積み重ねが前提
不満ながらも達成できると嬉しいミニゲームに翻弄された本作を、ネタバレなしでレビューします。
FF7ファン、前作『FF7 リメイク』を遊んだ方にはぜひ、本作もプレイしてほしいです。
FF7 リバースはどんなゲーム?
FF7 リメイクの続編なので、前作をプレイ済みの人ほど楽しめます。
オープンワールド感が強まり、探索する面白さが増えた「ファイナルファンタジーⅦ リバース(FINAL FANTASY7 REBIRTH)」
待望の「ゴールドソーサー デートイベント」や「新社長就任祝賀パレード」なども盛り込まれています。
※追加要素があることで、オリジナルと比べるとストーリーの衝撃が薄れてしまう演出、強制ミニゲームに阻まれるテンポは、好みが分かれそうです。
運命の分岐【あらすじ】
魔晄都市ミッドガルを脱出した一行は広大な世界へと足を踏み入れる。
運命はさらに交差する。
前作の続き、ミッドガルを脱出したところから忘らるる都までのストーリー。
FF7 リバースの「シド」
本作の「シド」は、ハイウインドのパイロットでお馴染みのシド。
ですが、プレイアブルキャラクターにはならないので、本作ではただいるだけの専属パイロットでした。
基本情報
| 発売 | 2024年2月29日 |
| ジャンル | RPG |
| 対応機種 | PlayStation5 |
| プレイ時間 | 30~40時間(ストーリーのみ) |
| 難易度 | NORMAL 通常難易度 EASY NORMALよりも敵が弱体化 ADVANCED 敵の強さが自動調整され、常にバトルの緊張感を楽しめる HARD クリア後に選択可能 NORMALよりも敵が強い |
| バトルモード | ACTION 自身でアクション操作を行う CLASSIC アクション操作が自動で行われるため、コマンド選択に集中できる |
※本作は難易度にプラスして、バトルモードも選ぶことができます。
難易度のみならず、バトルモードの変更でも難しさが変わるので、自身に合った組み合わせで楽しめます。
なお、難易度・バトルモードはいつでも変更可能です。

ちょっと思ってたんと違うチョコボと、FF7ファン待望のゴールドソーサーイベントを楽しめます。
諦めたサブクエストやミニゲームもありますが、85時間遊べました。
▶【関連記事】初代、ここでしか味わえないやり込み要素とスノボ!「FF7 オリジナル版」のネタバレなし感想は、こちら。
▶【関連記事】前作、決められた運命に抗う!「ファイナルファンタジー7 リメイク」のネタバレなし感想は、こちら。
シド!デート!チョコボ!『FF7 リバース』5つの魅力
前作の暗いステージから抜け出し、広大なワールドマップへやってきました。
明るく広く、解放感があります。
追加キャラクターやゴールドソーサーでの「デートイベント」、オリジナルとは仕様が変わった「チョコボ」達。
前作の『FF7 リメイク』から登場した“フィーラー”が、ストーリー重視派の鍵を握ります。
バレットとレノの声優事情
前作から楽しみにしていた、イリーナとシドにやっと会えました。
本作でレッド13がプレイアブルキャラクターになり、ヴィンセント、ユフィも加わり賑やかになりましたね。
主に賑やかなのは、ユフィとバレットですが。
ですが、本作ではヴィンセントとシドがプレイアブルキャラクターにはなりません。
ただ一緒にいるだけです。
バレットの声優が変更になり、レノの声優がご逝去されてしまいました。
しかし、レノは生前に収録した音声を編集して続投されています。
公式の愛に感謝です。
そのため、序盤ではレノが「ヴァ」カンスに行っています。
帰ってくるのを気長に楽しみに、待ちました。
前作から時間が経ったこともあるかもしれませんが、バレットの声に違和感はありませんでした。
ウソップになるレッド13
登場時から低く渋い声を発しているレッド13。
声優は、ゲーム『グランディア』のラップ、アニメ『ONE PIECE』のウソップ、『らんま1/2』の乱馬などを演じる、山口勝平さんです。
本作には、コスモキャニオンに行くシナリオも含まれます。
予想はしていたのですが、高いトーンで話始めるレッド13がすごくウソップでした。
ウソップよりさらに声が高めでしたけども、使い分けがすごいです。
コスモキャニオン以降、戦闘中は声が高かったり低かったり、大混乱です。
それから、レッド13もチョコボにまたがって乗るのがシュールすぎてツボでした。
待望のゴールドソーサー!誰とデートする?
待望のゴールドソーサーに到着です。
ここでの目玉は、なんといってもデートイベントでしょう。
私はティファとデートしました。
全デートを動画で紹介しているサイトがあったので、観てきました。
野郎だらけのデートがおもしろかった。
クリア後は、自分で好感度を調整可能です。
そして、チャプターセレクトでイベントが観られるので、自分で観るのもいいですね。
オリジナルとは違う多様なチョコボたち
オリジナルにいた川チョコボ・山川チョコボがいなくて、森チョコボ・空チョコボに変更。
チョコボの能力がエリアごと限定で、どこでも自由に乗ることはできません。
オリジナルとは仕様が随分変わってしまったので、個人的には全部のチョコボにちょっとそうじゃない感が…。
しかし、名前の通り、その特性を活かされたチョコボたちとなっております。
| チョコボの種類 | 能力 |
|---|---|
| 通常チョコボ | より速く移動できる「猛ダッシュ」 |
| 山チョコボ | 強い爪を活かした「崖の登り降り」 ※壁画が描かれている崖のみ |
| 森チョコボ | 巨大キノコを使って「大ジャンプ」 |
| 空チョコボ | 高所からの「滑空飛行」 |
| 海チョコボ | 水面を移動する「チョコボジェット」 |
オリジナルとは違うけれど、本作ならではのチョコボたちに会えますよ。
グラフィックの向上により、ものすごく可愛いですしね。
海チョコボが1番自由度が高かったように思います。
ここはやっぱり、オリジナルでも万能だった「海チョコボ」を受け継いでいるのでしょうか。
水がある場所限定ですが、細い川でも水の上ならとりあえず飛んでいられるので、他のチョコボよりも万能感がありました。
運命の番人“フィーラー”と「運命の分岐」
フルリメイク版は、もともとの運命(オリジナル版のストーリー)を知っている前提で描かれています。
前作では、もともとの運命を維持する存在、“フィーラー(運命の番人)”が守ろうとする運命に抗いました。
本作は、その運命の先、数ある「世界(想い)の交錯」が描かれています。
最大のポイントは「運命の分岐」です。
本作の1番の見どころと言えば、オリジナルで多くの人が衝撃を受けた「忘らるる都」での重要なムービー。
このムービーは、オリジナルプレイ済みであれば、追加要素の強さによって、オリジナルで感じた“取り返しのつかない喪失感”が薄れてしまったのではないでしょうか。
オリジナル未プレイだと、“あの衝撃”自体を味わうことができないのではないか…。
なぜなら、分岐によって何が起きているのかわかりにくいからです。
分岐したことにより、クラウドの世界線だけが他の仲間とズレています。
みんな同じ体験をしながらも、それぞれが“違う結末”を認識している状態です。
「未来が1つではない可能性」が示唆されたのですが、エンディングが非常に曖昧ともとれる演出だったので、前作を遊んでいないと理解しづらいです。
【ストーリーを深く楽しむために】
- 前作「FF7 リメイク」のストーリーを把握
- オリジナル版のストーリーを把握
実際にプレイする、またはネタバレサイトや動画を視聴。
これで、フルリメイク版も100%楽しめるはず!
煽る存在と方向音痴につらい気になる点
- キリエの存在
個人的な意見ですが、煽り散らかしてくる彼女にストレスを感じてしまいました。
※非常に賛否が分かれるキャラクターです。
- マップが見づらい
ゴンガガエリアを森チョコボに乗って移動するのですが、どこがどう繋がっているのかがわかりにくかったです。
※それ以外はそこまで不便は感じませんでしたが、マップ拡大機能がなかったのが惜しかったです。
ミニゲームに意地になった話
ストーリーも楽しみましたが、膨大な数のミニゲームに圧倒され、正直な意見としてはミニゲームゲーと化していたように思います。
それからヒロイン。
FF7はヒロインが定まっていないため、世間ではヒロイン論争が巻き起こる作品です。
本作には、ザックスにはやっぱりエアリスかな!となる描写が多かったです。
ヒロイン論争
FF7は、ハッキリとヒロインが決まっておりません。
個人的には、クライシスコアと本作をプレイした上で、ザックスのヒロインならやっぱりエアリスがいいなと思いました。
届かない手紙を送り続けて、何年も待っていたエアリス。
手紙は受け取れなかったけど、ずっとエアリスを想い続けているザックス。
元々ザックスは、オリジナルでは既に故人で思い出の人のような存在。
そこまで深掘りされたわけでもないですし、クライシスコアのストーリーは後付けです。
それでも、エピソードが少し追加されたオリジナル:インターナショナル版では、ザックスがゴンガガの両親に「ガールフレンドができた」と手紙を送っています。
後付けだとしてもクライシスコアと、さらに本作のザックスを見ていたら、これでクラウドのヒロインがエアリスだと言われたらザックスが可哀想すぎる。
※クライシスコアは、“ザックス”を主人公とした、クラウドがミッドガルに戻ってくる前の作品です。
後付けにしてはよくできているので、ぜひチェックしてみてください。
サブクエスト・ミニゲームの嵐
少々イラッとしたミニゲームからハマっちゃうミニゲームまで様々。
しかし、結局のところイラッとしても、達成できたら満足感がありました。
本作には、チョコボ捕獲ゲームや、前作の“女装ドレス”同様に水着を入手するためのゲームなど…
膨大な数のミニゲームやサブクエストがあります。
私は、サブクエストの類は全てコンプリートしたいタイプなのですが、残念ながらコンプリートには至りませんでした。
終盤、ゴールドソーサーのミニゲームで全部ミスなく満点を取らないとクリアできないクエストが発生して、諦めました。
無理です。
本編をクリアするだけなら全てを制覇しなくてもいいのですが、本編をクリアするために“強制的にやらされるミニゲーム”も多いです。
ミニゲームが好きではない方は発狂してしまうかもしれません。
以下は、個人的に印象に残っているミニゲームへの本音です。
チャドリーからの依頼
エリアごとに同じようなことをしなければならないので、正直だいぶ飽きてしまいました。
さらには1回で完了することがなく、他の場所に移動させられるのも面倒でした。
モーグリハウス
個人的に本作で1番苦行でした。
この手の避けながら時間内にミッションを達成するみたいなの、すごく苦手です。
モーグリの触覚を生やされながらも、なんとか全エリアのモーグリを終えました。
コンドルフォート
オリジナルに忠実なシステムで、懐かしさがありました。
グラフィックも懐かしのポリゴンに変化します。
でも、遊びやすさはオリジナルの方だと思います。
ここほれチョコボみたいなやつ
FF9以降のシリーズでも、チョコボが反応したところにアイテムがある作品はありましたね。
ビックリマークが表示されたらニオイを辿って掘るのですが、地味に判定が渋く、少しでもズレると何もないと言われます。
クイーンズブラッド(カードゲーム)
ストーリーが進むごとに少しずつ難易度が高くなり、最後には尋常じゃない難易度になりました。
どんなに強いカードを使っても、どうやっても勝つことができず…
攻略法を探し続けた末に見つけた動画。
その方は、誰でも容易に入手できるカードで簡単に完封勝利しておりました。
そしてその方の教えを私も試したところ、私も完封勝利です。すごすぎた…!
ピアノ
難しいけど、おもしろいです。
高ランクを取るのは至難の業です。
私個人はSランクなど到底無理で、頑張ってAランク。
でも、Aランクを取れたのもたったの2曲です。
カエル
入るだけでトードがかかり、カエルに変身するエリアがあります。
そこでカエルのまま、時間経過と共に回転が速くなる棒を避けつつ、崩れる床を見極めて落ちないように、どれだけ塔の上に滞在できるかを計るミニゲームで遊べます。
意外と難しくて、意地になっちゃいます。
何度かチャレンジして、なんとか1分は越えられましたが、それ以上は無理でした。
落ちていくときのカエルの顔が虚無すぎて笑えます。
キャラクターが全員カエルになるのですが、キャラクターごとのアクセントが残っているので、どのカエルが誰なのかがわかります。
バスターソード、スカート、サングラス、リボンなど。
レッド13の尻尾にあたる部分がちゃんと光っています。
可愛いです。
カエルのミニゲームに一緒にハマっていた我がセガレが、このカエルにどハマりしました。
商品化されたらいいのに!と強く希望しています。
確かにカエルはグッズになっていないようだ。
短気すぎるオーディン
エンシェントマターのクエストで、召喚獣2体ずつと戦闘することになりました。
初戦、案外勝てたのでこれはいけるだろうと思いましたら、アレクサンダーとオーディンのコンビで全く勝てなくなりました。
アレクサンダーの攻撃は避けやすいのでまだいいのですが、ちょっとしたらオーディンがすぐ「斬鉄剣」で終わらせてきます。
…酷い。
もう少しくらい戦ってくれないものかね。
ちょっとどうやって勝てばいいのか、理解する間もなく強制終了されます。
何度も何度も何度もコンティニューし、モーグリハウスよりもコンティニューし、やっとの思いで勝つことができましたが、オーディン短気すぎません?
やっぱり怒涛の最終チャプター
前作の最終チャプターで「ちょっとやったらセーブ」と思ったら、一生戦闘が始まる罠にかかりました。
本作も健在です。
1度のセーブチャンスを逃すと、もうエンディングまで突っ走らねばならない怒涛のチャプターとなっております。
これは最終作も怒涛の予感しかしないですね。
分岐についていける?合う人・合わない人
★こんな人に合うかも!
- 前作のファイナルファンタジー7 リメイクを遊んだ
- 寄り道や探索が好き
- クエスト・ミニゲームが苦にならない
★こんな人には合わないかも…
- 強制的に発生するミニゲームが苦手
- 1本道でテンポよく進むゲームが好き
- やっぱり思い出はそのままにしたい
FF7 リバースを終えて
待ちに待って予約購入しました。
PS4版も発売したらよかったのに、PS5をお持ちでリメイクもプレイしたならばファイナルファンタジー7 リバースもおすすめです。
ストーリーの展開に納得ができるか、作業的なミニゲーム達を楽しめるかどうかが、評価を大きく分ける作品だと思います。
個人的にはミニゲームが色濃く印象に残りました。
ですが、こんなにミニゲームがあるのに、スノボがなかった。
そもそもまだアイシクルエリアに行っていないし、次作で登場したら嬉しいな。
でもやっぱりそれ以上に、オリジナルを知っていてもどうなるか予想がつかない展開に、もう最終作が待ちきれません。




