ファイナルファンタジー10はどんなゲーム?自分に合う?
決められた運命を背負って旅に出るユウナと、それを断ち切りたいティーダの切ない物語。
ついにフルボイスが実装された「ファイナルファンタジー10(FINAL FANTASY10)」。
さらに、最高にかっこいい召喚獣のデザインや、シビアなミニゲームをクリアして入手する七曜の武器などボリュームも満載。
ですが、主人公ティーダはFF史上最も可哀想な男なのです。
基本情報
| 発売 | 2001年7月19日 |
| ジャンル | RPG |
| 対応機種 | PlayStation2 PlayStation3 PlayStation4 PS Vita Nintendo Switch Xbox One Steam |
| プレイ時間 | 30~60時間(ストーリーメイン) |
★切なく胸を締め付けるストーリーが好きな方にはおすすめの一作です。
★リアルタイムバトルが好きな方にはやや不向きかもしれません。

CMが流れていた当時。
予約してから当日までずっとワクワクしておりました。
【前作、FF9の感想が気になる方はこちらをご覧ください。】
▶前作「ファイナルファンタジー9」のネタバレなし感想は、こちら。
あらすじ
ザナルカンドのブリッツボールチーム「ザナルカンド・エイブス」のエース、ティーダ。
試合中、突然現れた謎の巨大生物によってザナルカンドの街が破壊されていく。
ティーダは困惑しながらも巨大生物が放つモンスターを撃退するが、アーロンに導かれ、別の世界「スピラ」へ飛ばされる。
そこで出会った大召喚士の娘であるユウナと、そのガード(護衛)達と旅をしながら、元の世界へ帰る手がかりを探す。
ファイナルファンタジー10の「魅力」
当時の感動と苦労をまだ覚えているくらいに印象の強かった本作。
いくつかの視点で魅力を紹介します。
シリーズ初のフルボイス実装とグラフィックの進化
感情の抑揚はちょっと薄いですが、声が充てられたことに当時は感激しました。
ボイスを担当した方の本業が俳優である方もいるため、致し方ない。
しかも、すごい動く。
それはもう鬱陶しいくらいに。
さらにグラフィック。
ファミリーコンピュータ
↓
スーパーファミコン
↓
PlayStation
↓
ついにPlayStation2です。
今ではグラフィックが綺麗なんて当たり前ですが、当時はPlayStation2にスペックが上がり、格段に向上したのを目の当たりにしてすごくテンションが上がりました。
CMにも使われた有名なあの水中のシーンとか、綺麗でしたよね。
もはや、プレイ画面ですら綺麗。
そして舞台となる「スピラ」ですが、美しくもどこか儚げな世界。
街や村、海や砂漠、雪原や山岳など、様々な景色を歩くだけでも楽しかった。
CTB(カウントタイムバトル)
これまではATB(アクティブタイムバトル)が主流でしたが、本作はコマンド選択中は時間が停止していてくれる、CTBが採用されています。
しかも、バトル中に他のメンバーとの入れ替えが可能。
ただし、水中バトルはティーダ・リュック・ワッカと固定です。
入れ替え時に一度でも行動すれば、経験値も入ります。
これにより、十分に考えながら戦略が立てられるのです。
なんといっても、バトル中にうっかり寝落ちしても一方的に全滅させられることがないのです。
そうです、私はバトル中になぜか寝落ちして、目が覚めたらルールーが行動を選択されるのをずっと待っていてくれたことがあります。
このシステムのおかげで助かりました。
召喚獣のデザインが最高にカッコイイ
リュックとキマリは好きでしたが、FF8のキャラクター同様、あまり魅力を感じませんでした。
ただ、召喚獣のデザインは最高にかっこいい。
本作は召喚獣の種類も豊富です。
メーガス三姉妹や用心棒など、今までいなかった召喚獣が追加されています。
デザインに関して言えば個人的には、特にシヴァ。
FFシリーズの中でもお馴染みの召喚獣ではありますが、本作のデザインが抜群に好きです。
あのヘアスタイルしてみたい。
あと、アニマがカオスすぎてかっこいいです。
戦闘で召喚獣を呼ぶと、敵vs召喚獣のタイマン戦になる仕様です。
召喚獣にもHPがあり、自分で下げるか戦闘不能になるまで、召喚獣をプレイアブルキャラとして直接操作できるのが最高に楽しい。
FF10の「シド」
本作の「シド」はアルベド族の族長で、リュックとアニキの父ちゃんで、ユウナの伯父。
テンションが高いキャラクターです。
やりこみ要素:七曜の武器
本作のやり込み要素は、なんといっても「七曜の武器」です。
キャラクターそれぞれ、条件を満たすことで入手できる武器なのですが、育てて“限界突破”するとダメージの桁数がとんでもないことになります。
これまでは最高ダメージが、999とか9999だったのですが、なんと1万を超えるのです。
個人的に苦労したのはティーダとルールー。
まずはティーダ。
「とれとれチョコボ」を“0:0:0”でクリアしないといけません。
カモメを避けながら風船を取るのですが、この手のゲームが苦手で何度も挫折しそうになりました。
そしてルールー。
雷平原で「雷を200回連続で避ける」。
1回でもミスすると最初からになる鬼みたいな仕様です。
これらの条件もなんとか満たし、やっと全員の七曜の武器を集めました。
とんでもなく苦労しただけに、全部集まった瞬間の達成感は別格です。
そして念願の限界突破。
戦闘が大変爽快になりました。
私の周りにキマリ推しがいなかったので、あえて鍛え上げましたら、パーティで1番強くなってしまいました。
そして、私の友人に鍛え上げたキマリを自慢しましたら「お前のキマリ、マジキモい」と褒めてくれました。
そしてオメガウェポンを倒すためにオメガ遺跡に…行って徘徊していた記憶はあるんですが、肝心のオメガウェポンと戦闘した記憶がありません。
どうしたらオメガウェポンに出会えるのかがわからず諦めたかもしれません。
さすが私です。
この七曜の武器や、キャラクターの育成に裏ボス等、やり込み要素も十分にあります。
切なすぎるストーリー
個人的にティーダもユウナもそこまで好きではなかったですが、ストーリーは切なかったです。
王道ではあるかもしれませんが、一時の平和を得るための儀式にも近いユウナの“覚悟の旅”と、その流れを断ち切るための“闘い”。
そして真実が明かされますが、結局は何かを引き換えにしないと得られない“平和”が切ない。
特にエンディングは胸が締め付けられる。
それだけに、そこまでキャラクターにハマれなかったのが残念でした。
もっとハマって感情移入ができれば違ったかもしれない。
ファイナルファンタジー10の「テーマ」
「犠牲と希望」
本作の世界“スピラ”は、巨大な災厄「シン」を鎮めるため、宗教的権威によって正当化された“循環する犠牲”の上に平和が成り立つ構造です。
その運命を受け入れ、旅立つのですが、真実を知ったティーダはそれを断ち切る道を模索するのです。
結果的に、“希望”を実現するために“犠牲”も伴いました。
「犠牲に依存した平和は真の救済なのか」という問いに対し、痛みを伴っても未来を選び取る意思こそが希望なんだと思います。
気になる点・デメリット
- 一本道
“旅”をするにしては探索要素がほぼない。
※その分、迷うことがないので進めやすいのも事実。
- ムービースキップがない
ボス戦ではほぼムービーが入るため、全滅して再戦しなければならなくなった時にもう一度ムービーが挟まるのが辛いです。
※ちょっとブレイクタイムだと思うことができれば、なんとか乗り切れるかもしれません。
実際にプレイして感じた「本音」
上述していますが、本作は正直ハマれるキャラクターが少なかったです。
かろうじてリュックとキマリは好きでした。
なぜなのか…「これ」といった理由はないのですが、これまでのシリーズと比べて魅力が薄いように思います。
リュックとキマリはデザインと性格が好きでした。
ただ、あまり好きじゃなくてもさすがにティーダは可哀想です。
ティーダだけ名前を任意で変えられる仕様のせいで、誰1人名前を呼んでくれないのです。
「君」「あいつ」「おい」「お前」…可哀想すぎませんか。
さらには、これがFF史上最高に可哀想だと言われている理由なのですが、短編小説(後日譚)の内容が悲惨。
ネットでネタバレを読んできましたが、本当に悲惨でとんでもない。
気になる方は、小説のネタバレをぜひチェックしてみてください。
小ネタ情報
【FF7との繋がり】
本作はFF7の2000年前の話だということを最近知りました。
舞台となる星はそれぞれ違うのですが、シンラ君というキャラがいるんだそうです。
全く気付かなかったので、確認してこなければ。
【開発スタッフのインタビュー】
シナリオを担当した野島氏は、本作のテーマを“旅”にすること、“水”をモチーフにすることを早い段階で決めていたそうです。
キャラクターを水中に入らせるため、初期の企画にはティーダは“水中配管工”という設定もあったんだとか。
ティーダの衣装のオーバーオール部分は配管工の名残なんですって。
向いてる?向いてない?:まとめ
★こんな人におすすめ!
- じっくり考えられるバトルが好き
- 王道でも切なく泣けるストーリーが好き
- 作業的要素(素材集め・ミニゲーム)も好き
★こんな人には向かないかも…
- 単調なバトルが苦手
- 一本道の迷わないマップは苦手
- 長いムービーは苦手
〆る
七曜の武器を揃えるミニゲームは鬼畜ですが、限界突破すると戦闘がものすごく爽快です。
万を超えるダメージが楽しくて楽しくて。
ルールーの武器ナイト・オブ・タマネギで物理攻撃して、とんでもないダメージが出るのがなんだかシュール。
全て入手できたら、かなりの達成感が得られます。
最高に可哀想な主人公と、この切ない物語。
FFファンもそうでない方も楽しめる作品です。
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