ぜひ触れてほしい名作。
ざくっとあらすじ
【冒険者たちが夢見て探し求めた「エンジュール都市」は見つからなかった。代わりに海の向こうに「世界の果て」と呼ばれる壁が発見され、大航海時代は幕を閉じた。
冒険心溢れるジャスティンは、幼馴染のスーと共に父の形見である「精霊石」を持って冒険に出る。】
発売時期・対応機種
1997年12月、ゲームアーツからセガサターン用に発売。「グランディア」
1999年6月、Play Station移植版が発売。
2000年8月、ドリームキャスト用に発売。「グランディア2」
2002年2月、Play Station2移植版が発売。
派生作品「グランディアデジタルミュージアム」「グランディアパラレルトリッパーズ」
2005年8月、Play Station2用に発売。「グランディア3」
↓他・対応機種
・Nintendo Swithc
・Microsoft Windows
・Play Station4
・Xbox One
ざくっとシステム
・バトル
シンボルエンカウント方式。
基本的にはコマンド選択。
画面右下に敵を含めた全体の行動順番が表示される。
「IPゲージ」が溜まり「コマンド入力」で行動を選択すると「行動準備中」となり、再度「IPゲージ」が溜まると選択した行動が発動する。
選択した行動によっては時間がかかるもの、即行動となるものがある。敵も同じ仕様。
技によってはIPゲージにダメージを与えることができ、敵の行動を遅らせることができる。
「キャンセル効果」のある技を発動させ、「コマンド入力」前までゲージを後退させることができれば敵の行動をなかったことにできる。逆もしかり。こちらがキャンセルをくらうこともある。
戦闘フィールドにはややばらばらにキャラクターが配置され、距離によっては敵に攻撃が当たらなかったりする。
場合によって「回避」を使って敵と距離をとったり、「全体」や「単体」という括りだけではなく「一定範囲内」にいる敵を攻撃するなど色々と戦略を練ることができる。
・魔法習得
「マナエッグ」を使用して基本属性(火、風、水、土)のどれか1つの初期魔法を覚えられる。
隣接する2つの魔法を使い続けてレベルを上げていくと合成魔法(稲妻、吹雪、森林、爆裂)を習得できるようになる。
・マナエッグ
マップ上にのみ落ちている。ショップでの購入はできない。
・武器と魔法の経験値
キャラクターのレベル以外に武器と魔法にもレベルが設定されている。
武器はレベルが上がるごとに武器に設定されている能力値も上がる。
魔法は4つの基本属性(火、風、水、土)にレベルが設定されていて、レベルが上がると魔法に設定されている能力値も上がる。合成属性魔法の場合は両属性の能力値が上がる。
スキルや魔法を使用し続けてレベルが上がるとMPも上昇。通常攻撃ばかりだとMPが序章しないため、できるだけスキルや魔法の使用を推奨。
個人的感想
面白い
抽象的すぎますが、面白いです。私は1作目しか遊んでいないのですが、グランディア2も面白いようです。グランディア3は面白くないようです。グランディアエクストリームはストーリー性はないけどバトルゲームとしては評価が高いようです。
派生作品も色々と発売されましたが、1作目以外は遊んでいません。1作目だけで大満足してしまい、以降の作品にはちょっと興味が持てなくなってしまいました。
3Dのポリゴン背景に2Dのアニメーションキャラクターを融合させたグラフィックがとても雰囲気があって良い。今となっては古いのかもしれませんが、私は今でも好きです。
戦闘が単純にコマンドを選ぶだけではないのもポイントです。「行動順」をいかにコントロールするか、敵の行動をキャンセルして返り討ちにした時の爽快感。考えないとボコボコにされたりして、本当によくできた素晴らしいシステムです。
それと、宿に泊まると発生する食事と会話のちょっとしたイベントが好きでした。
冒険に関する情報や、キャラクターの事情などを掘り下げて知ることができるイベントです。
なによりRPGで「寝る」「食べる」などの描写が新鮮でした。だいたいのRPGは任意で宿に泊まって回復なので、寝るは寝るけど基本的にいつ寝てるの食べてるの?グランディアは強制です。とはいえダンジョンにいる間はいつ寝て食べてるのかは不明です。
キャラクター
ストーリー上抜けてしまうキャラクターもいて、パーティーは自分で編成できません。個人的に気に入っていたキャラクターはみんな最後まで残ったのでさほど気になりませんでしたが、お気に入りが抜けてしまうとショックかもしれない。
キャラクターにボイスがついているのもいいですね。
「なんだボケコラ殺すぞ!」と口が大変悪いですが、ラップが好きです。声優が犬夜叉やウソップ、レッド13を演じた山口勝平さんです。しかし、ジャスティンとフィーナの関係性も良いです。初対面時はツンツンしていたフィーナがジャスティンに徐々に惹かれていく…たまりません。
誘惑にハマる
ジャスティンとフィーナ2人で挑む「誘惑」をしてくるボスで何度も詰みました。
ジャスティンがいちいちハートを散らしながら走り寄っていってはぶちのめされ、勘弁してほしかったです。
〆る
何度遊んでも傑作。王道ではありますが、キャラクターの個性がありボイス付きで楽しめる。イベントや青春も含まれていたり、うっかり泣かされたりと素晴らしいストーリー。
戦略性のある戦闘や演出、魅力たっぷりなゲームです。
