当時遊んだ人も遊んだことがない方も楽しめる、90年代に発売されたゲーム3選。
「ダウンタウン 熱血行進曲 それゆけ大運動会」
「スーパー桃太郎電鉄Ⅲ」
「星のカービィ スーパーデラックス」
どれも、何回でも楽しめる名作ばかりです。
ダウンタウン 熱血行進曲 それゆけ大運動会(1990年10月)
不良たちが大暴れするカオスすぎる運動会。
武器がどれも犯罪級で、住人の頭を踏んづける正気の沙汰ではない作品。
1~4人プレイが可能な”くにおくんシリーズ”です。
1992年7月にゲームボーイ版が発売され、2015年12月には対戦オンラインブラウザゲームとしてYahoo!Mobage「くにおくんの熱血大運動会」が利用可能となった、歴史の長い作品です。
私が遊んだのはファミコン版です。
ざくっとシステム
■コース
・夢見町クロスカントリー
冷峰学園からスタート、街中、公園、他人の家、庭、屋根の上、マンションの屋上、そして下水道を泳いで冷峰学園に戻ってくる
・障害部屋競争
様々な障害が仕掛けられている部屋を順番に回り、順位を競う
・棒の上の玉割り競争
2チーム1組、棒を登って上に設置された赤いくす玉を先に割った方が勝利
・勝ち抜き格闘大会
体力が尽きるかリングアウトした選手から脱落していき、最後まで残った選手が勝利するバトルロイヤル
■武器
・爆弾
・木刀
・マジックステッキ
・鉄アレイ
・メリケンサック
・タイヤ
・ボウリングの球
・格闘の指輪
など
■持ち技
くにお「マッハキック」
りき「マッハパンチ」
りゅういち「龍尾嵐風脚、爆魔龍神脚」
ごうだ「頭突き」
など
個人的感想
人の家まで含まれる破天荒なコース。
土足で上がり込み、住人の頭を踏み台にしていくはちゃめちゃぶり。
武器も物騒です。
”メリケンサック”なんて知ってる人はどれだけいるのでしょう?
武器で殴ったり投たりが可能ですが、こんなものを頭に投げつけられて致命傷にならないキャラクターの頑丈さがやばい。
キャラクターごとに身体能力の差があります。
速度重視、攻撃力重視など、バランスがとれています。
ちょっとうろ覚えなのですが、マッハパンチはコマンド入力の関係で、アイテムを拾っても自動的に振り続けたり投げ捨てたりした気がする。
一生回復できない、まさに捨て身の必殺でした。
1人でも楽しめますが、2人以上で遊ぶと盛り上がります。
アイテムを振り続けるマッハパンチで腹筋崩壊です。
スーパー桃太郎電鉄Ⅲ(1994年12月)
ボンビーを押し付け合い、カード嫌がらせ合戦、我が友人の奇行で大盛り上がり。
日本各地を鉄道・船・飛行機で回り、目的地を目指しながら物件を買い集めていく。
すごろくや人生ゲームといった、ボードゲーム風の作品。
1988年12月に1作目が発売され、2025年11月にはSwitch用の「桃太郎電鉄2 ~あなたの町もきっとある~」が発売されています。
私が遊んだのはシリーズ4作目。
ずいぶんと中途半端である。
ざくっとシステム
1番最初にぴったり目的地に到着したプレイヤーは援助金を得られ、目的地から1番遠かったプレイヤーにボンビー(貧乏神)がとりつく。
・ルーレットで決定された目的地を目指す
・順番にサイコロを振り、出た目の数だけ進む(進行方向は自由)
・所持金増減・カードが貰える・物件が買えるなどの駅(マス)が存在
・ボンビーは他プレイヤーに擦り付けることが可能
個人的感想
これは絶対に3~4人で遊ぶのがおすすめです。
カードで嫌がらせ合戦をしたりボンビーを押し付け合ったり、盛り上がること間違いなし。
ボンビーがすごく絶妙な役割をしていますよね。
普通にサイコロ振っていくだけのゲームでも楽しいとは思いますが、ボンビーがいることによってさらなる盛り上がりがあります。
いらないことしかしてくれないので、憑りつかれてる間はたまったもんじゃありませんけどね。
桃鉄は当時、我が家でも友達と遊ぶたびに大盛り上がりでした。
その友達が、6マス以内で目的地に辿り着くというのに、なにを勘違いしたのか「リニアカード」を使って30マス進むことになりました。
ピッタリ駅に止まらないとゴールにならないので、友達は長い間試行錯誤。
周りが待ち飽きてる中、見事ゴールを果たすという根性を見せつけられました。
当時でこれだけ楽しいので、最新作も盛り上がるに違いない。
星のカービィ スーパーデラックス(1996年3月)
スーファミとは思えないボリュームが詰まった何周でも遊べる名作。
コピー能力の多彩さも大の魅力な、今も愛される星のカービィ。
ざくっとシステム
■2人プレイ
カービィのコピーから生み出されたヘルパーを2プレイヤーが操作可能。
カービィが能力を持っている状態の時に、2プレイヤーがコントローラーのボタンを押すことでもヘルパーを作れる。
■コピー能力
・単発系を除き、1つのコピーで複数の技を使用可能
・ポーズ画面でコマンド参照
※コピー能力を得ると、それに応じて帽子などの装飾品を身につける。
ゲームモード
■はるかぜとともに
「プププランドから食べ物を奪ったデデデ大王を倒し、食べ物を取り返す」
・難易度は非常に低い
・カービィシリーズ第1作目のリメイクのようなモード。
・プレイしながら基本操作を覚える
■白き翼のダイナブレイド
「プププランドの作物を荒らす巨鳥”ダイナブレイド”を懲らしめる」
・クリア済のステージは何度でも選択可能
・隠されたスイッチを押すと”コピー能力お試し部屋”が出現
■激突!グルメレース
モード:グランプリ
・3つのコースをデデデ大王とレース
・食べ物1つにつき1点、マキシムトマトは3点
・点数の高い方が勝利
モード:タイムアタック
・1/100秒単位でタイム計測
・1分以内の記録を出すと自己ベストで動くゴーストが出現
■洞窟大作戦
「宝物を捜しながら洞窟を脱出」
・4つのエリアで構成される
・4つのエリアの最奥にそれぞれボスが存在
・最初のエリアを除く各エリアにセーブポイント
・宝物は全60個
■メタナイトの逆襲
「メタナイトの野望を阻止するべく、カービィが立ち向かう」
・ステージごとに制限時間がある
・画面下の会話画面が冒険のヒントになることがある
・タイムアタックとしても遊べる
・隠しルート、隠し部屋が存在する
■銀河にねがいを
「太陽と月が大喧嘩。この喧嘩を止める”ノヴァ”を呼び出すため、カービィは七つの星々を廻る」
・一部の能力以外コピー不可
・「ミックスコピー」:2体同時に吸い込む
・「ぶんせきのひかり」:通常のコピー能力を取得可能
・「コピーのもとデラックス」:能力をいつでも使用可能
■格闘王への道
上記のモードで登場した敵やボスと戦い、勝ち抜いていく。
・最初にコピー能力を選択
・2人プレイが可能
・コンティニューはなく、ライフがゼロになると最初からやり直し
・インターバルが設けられ、能力変更や体力回復ができる
・全19戦
・タイムアタックとしても遊べる
サブゲーム
■かちわりメガトンパンチ
・タイミングを計ってAボタンを押す
・威力によって星の割れ具合が変化
■刹那の見斬り
・「!」マークが出た瞬間にAボタンを押す、反射神経ゲーム
・コンピュータ戦には”易・中・難”の3つのレベルがある
・5体の敵と戦う
個人的感想
スーパーファミコンでこんなにボリューム満載です。
個人的には2Pが使えるヘルパーの操作が楽しかったです。
カービィはふわふわ浮いちゃうからもどかしい。
中でもお気に入りだったのが「ギム」。
ヨーヨー1つで上下左右に若干の中距離攻撃がとても便利。
それから、メタナイトの逆襲の最後にウィリーで爆走するのが面白かったです。
どのゲームモードも楽しめて、サブゲームまでハマる。
何度も何度も遊び倒した作品です。
難しすぎず、簡単すぎず、子どもから大人まで幅広く!いつまでも楽しめるゲームです。
〆る:今も愛される作品たち
3作とも歴史が長く、今も愛されているゲームです。
1人でやっても楽しいけれど、複数人でやるともっと楽しい。
今遊んでも絶対に盛り上がる作品たちです。
