葬送のフリーレン【ネタバレなし感想】|魔王討伐後日譚を丁寧に描く名作ファンタジー

葬送のフリーレンをイメージした背景の中央に、タイトル「葬送のフリーレン」左上にカテゴリー「COMICS」右下にブログ名 「マルコンBOX」を記載したアイキャッチ画像。 漫画・アニメ
葬送のフリーレン・アイキャッチ画像
葬送のフリーレンは…

とある勇者一行の後日譚。
全てが腑に落ちる丁寧な描写が魅力な作品。

1000年以上の寿命を持つ、エルフのフリーレン。
人間とは時間の感覚が大きく異なり、人間にとっては”長い”数年も、エルフにとっては”たったの”数年。

長く生きてきた彼女にとって、寿命が短い者たちとの別れは日常茶飯事。
それゆえか、何事もマイペースで考え方もどこか淡泊である。

……しかし。
ヒンメルとの出会いがフリーレンを変える。

ありそうでなかった、ファンタジー世界の「その後」を描いた物語。
魔法の仕組みや役職の存在意義、設定のひとつひとつにきちんと理由が用意されている作品が好きな方におすすめの一作です。

この記事では、葬送のフリーレンのざくっとしたあらすじと個人的な感想をご紹介します。

勇者ヒンメル僧侶ハイター戦士アイゼン魔法使いフリーレンの4人のパーティーあ10年の旅路の末、魔王を討伐

50年に1度降るという「エーラ流星」を一緒に見た4人は、半世紀後もこの流星を見る約束を交わしてパーティーを解散

そして約束の半世紀後。
4人で流星を見る約束は果たされたが、それから間もなくして勇者ヒンメルが亡くなった

1000年以上の寿命を持つエルフのフリーレンにとっては、彼らと過ごした10年は極めて短い年月であり、人間との時間の感覚が大きく異なる。

しかし、ヒンメルの葬儀の際、自分がヒンメルについて何も知らず、知ろうとしてこなかったことを深く後悔した

フリーレンは人間を知るための旅に出る。

  • 漫画
    • 作者
      アベツカサ
    • 2020年 22/23合併号~
      少年サンデーコミックスにて連載 既刊14巻
  • アニメ
    • 2023年9月29日~2024年3月22日
      1期 全28話
    • 2026年1月16日~
      2期

キャラクター

ほぼ全員好き。

1000年以上の寿命があるフリーレンは人間と感覚が違うため、何事もマイペースであり何事も淡泊気味。

それでも、ヒンメルを見送ってからはそれなりに情に厚くなってきている様子が見受けられます。
誕生日を気にしたりフェルンの機嫌を伺ったり。

ヒンメルがまた、もう回想でしか登場しませんが言うこと全てが名言で存在感のデカいこと。

イケメンは言うこともイケメンで、ただ爽やかなだけではなく自らをイケメンだと認めていて、ちゃんとふざけられるキャラなのも魅力。

年老いたヒンメルは誰よりも縮んでおりましたが、どのようにしてあんなにも縮んだのかが気になります。
ハイターは縮んでないのに。

僧侶のくせに酒豪のハイター、エルフほど長寿ではないにしても人間よりも長い寿命を持つ口数の少ないドワーフの頑丈すぎるズルいアイゼン。

全員とてもいい味だしています。

現在のフリーレンのパーティーにいるフェルンやシュタルクもいいキャラしております。

フェルンはハイターの弟子。
フリーレンのお母さん的ポジションでありながら、シュタルク相手には年相応の女の子。

シュタルクはアイゼンの弟子。
鈍いようで実は空気が読めるできる男の子。

あとはなんといってもデンケンおじいちゃんでしょう。

魔族と感情

会話はできるけど無意味。
感情は知っているけど理解ができない。

人間の情に付け込んだ「オカアサン」はなんとも…

人を欺くための言葉は使えどそこに感情は皆無。

備わっている本能に従っているだけであり、そこには悪意も罪悪感も慈悲もない。

相容れない種族。
共存など無理な脅威なので、討伐の対象となり勇者が誕生するのですね。

ところが、感情を理解して人間と共存したいというマハトのような魔族もいました。
だけど魔族なのでどのようにしても理解ができない。

わかるために人間と親しくなり、そのあと殺せばいいという思考がもう魔族。
とはいえ、きっとマハトは、ねぇ。

マハト編は終わりましたが、マハトの話はすごく人気があります。

欲しくなる日常で使える魔法

攻撃や防御、妨害、回復といったおなじみの魔法だけでなく、日常で使える魔法がたくさんあります。

カビを消滅させる魔法、しつこい油汚れを取る魔法、服の汚れをきれいさっぱり落とす魔法。
その他もろもろの超便利すぎる魔法。

欲しすぎる。

最強の魔法使い

魔法使い同士であればやりようはあるけれど、いくら強い魔法使いでも前衛がいないことには喧嘩ができないと。

そのために戦士などの役職もあって、そうですよね。
ゲームとかでもタンク役がいてこその魔法使い。

普段のふわっとした雰囲気で忘れそうになりますが、フリーレンは強いのです。

試験で1度、どれだけ強いのかがわかる描写がありました。

それをふまえるとフェルンはゆくゆくどんだけの魔法使いになるのでしょう。

シュールに流れゆく原作の雰囲気はそのまま。
声優さんも、どのキャラクターも違和感なくマッチしているのではないかと思います。

動きがついたことで戦闘シーンに派手さが追加されました。
作画も良いのでかっこいいです。

漫画を読んでいるので先の展開を知っていても楽しめます。

ちょっと吹き出しちゃったり泣いちゃったりなんかもできます。

RPGだとかのその後、みたいな設定が新しい気がして読み始めた漫画ですが、すっかりハマりました。

★こんな人におすすめ!

  • きちんと理由がついた作品が好き
  • ゆるやかに流れる作風が好き
  • 魔法使いが主役の作品が好き

サンデーうぇぶりで漫画を追えますが、必ず毎週更新ではないので、前回の話を忘れてしまったりなどします。

だからこそ、一気読みするとより理解がしやすい。

完結したら、また最初から一気に読みたい作品です。

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