ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス【ネタバレなし感想】|光と闇が織りなす”大人でダーク”なゼルダシリーズの名作。

ゲーム

シリーズの中でもダークな世界観が印象的な今作。
アクションが苦手でもクリアは可能!昔よりは易しくなったのでしょうか。

ハイラル王国の南の村「トアル村」に暮らすリンク

突如現れた魔物が村を襲い、幼馴染のイリアや子ども達が攫われてしまったイリア達を助けるため村の外に出たリンクは奇妙な”影の領域”に引き込まれ、狼の姿に変えられてしまう

牢に閉じ込められたリンクの前に現れた謎の存在”ミドナ”彼女の導きで牢を出たリンクはハイラル王国の王女・ゼルダと出会う

ゼルダは、影の王ザントの侵略によりハイラルが影の領域になり民が魂と化してしまったと語った。

光の四精霊ラトアーヌと出会ったリンクがフィローネの森に光を取り戻すと、蘇った精霊フィローネはリンクが神に選ばれし”勇者”であると語り、ハイラルの運命をリンクに託した

こうしてリンクは、何かを探しているというミドナとともにハイラルを救う冒険へ出ることとなる。】

2006年12月2日、任天堂よりWii、ニンテンドーゲームキューブ用に発売。

2016年3月10日、Wii U用に「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセスHD」発売。

・Wiiリモコン/ヌンチャク
Wiiリモコンを振るとリンクが剣を振り、Wiiリモコンで対象をポインティングして射撃、ヌンチャクを振ると素早い回転斬りを放つなど、従来シリーズと比べてより直感的な操作が可能となった。
謎解き音や剣を振った時の効果音などはWiiリモコンの内臓スピーカーから出力。

・回転斬り
Wii版:ヌンチャクの回転方向に対応して回転斬りを放つ。
GC(ゲームキューブ)版:従来シリーズ通りBボタン長押しか、コントロールスティックを回転させてから攻撃することで回転斬りを放つ。前作までは一度剣を振ってから溜め動作に入ったが、本作ではすぐに溜め動作に入るようになり、剣を振り始めるタイミングがBボタンを離した時に変更された。

・乗馬中のアクション
剣、アイテムの使用など多くのアクションが乗馬中にも可能となった。
乗馬中にもダメージを受け、振り落とされることもある。
馬に乗ったままボスと戦う「馬上戦」イベントもある。

・魔法
本作ではリンクが魔法を使用しないため、従来シリーズのような魔法ゲージはない。

・剣技
走りながら剣を振るなど、操作に細かい改良が加えられた。

・Z/L注目
Wii版:Zボタン
GC版:Lボタン
対象を注目(ロックオン)。従来シリーズと違い、敵に注目した際に自動で盾を構えるようになった。
対象が遠い場合は基本的に近くに寄るまで注目できなくなったため、素早く接近するか弓などで遠距離攻撃を仕掛ける場合は自力で狙いを定める必要がある。

・獣リンク(ウルフリンク)
ミドナ曰く、狼とは影の世界における神の使いのような存在であり、影の世界に危機が訪れると現れるとされている。
『大乱闘スマッシュブラザーズ X』『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』ではウルフリンクのフィギュアを見ることができる。

「トワイライト」に入ると強制的に狼に変身し、特定のイベントをクリアするまで人間に戻れなくなる。
「マスターソード」入手後は、周辺に人がいない場合のみ狼と人への変身を任意で行えるようになる。

狼の姿の時は移動が速い他、深い砂地や雪原の上を沈み込まずに移動ができる。狭い足場を次々に飛び移る、柔らかい地面を掘って障害物の下をくぐるといったアクションが可能。
攻撃手段が噛み付きが主である他に、ミドナの魔法によるサポートを得られる。

「センス」の能力により魂となった存在を目視したり、覚えた匂いを追跡することが可能。
ダンジョン内など一部では使用できないが、「ポータル」を利用したワープが可能。
各種アイテムを使用することができず、一部のドアを開けることができない。

人間に近づくと、怖がられて逃げ出したり警戒して攻撃してきたりする。
人間との会話ができない代わりに、動物の言葉がわかるようになる。

・Wii版とGC版の相違点
「Wii版」
…Wiiリモコンとヌンチャクで操作。
…Wiiリモコン操作時、「ナビィポインタ」が画面上のポインタとして表示される。
…画面比率、16:9と4:3の両方に対応。
…セットできるアイテムが4つまで。

「GC版」
…コントローラーで操作。
…画面比率、4:3のみ。
…セットできるアイテムが2つまで。

ガノンドロフの攻撃パターンがGC版では一部省略されている。
Wii版とGC版は鏡面世界となっており、マップやキャラクター全てが左右反転している。そのためWii版のリンクは右利き。

・武器/防具
「木刀」
最初に所持する武器。序盤でタロに譲ることになる。

「トアルの剣」
モイがハイラル王国への献上品として鍛えた剣だが、結局献上されることなくリンクの手に渡る。

「マスターソード」
大昔、六賢者によって作られた退魔の力を秘めた剣。マスターソード入手によりリンクにかけられた呪いが解かれる。

「勇者の服」
かつてハイラル王国の危機を救った勇者が着ていたという緑色の服。

「ゾーラの服」
亡きキングゾーラが勇者のために作った服。
水中で息が続くようになり素早い泳ぎが可能になるが、炎や氷に極端に弱くなる(通常ダメージの10倍)。

「マジックアーマー」
ルピーを魔力にして一切の攻撃を防ぐ鎧。
装備中は常にルピーを消費し、ダメージを受けるとダメージ量に応じて更にルピーを消費。
ルピーが尽きるとただ重たいだけの鎧になる。乗馬時にルピーが尽きると重さに耐えきれず振り落とされてしまうし、水中に入ると沈む。

「木の盾」
木製の盾で、火による攻撃を受けると焼失。入手場所によって表面の模様が異なる。

「トアルの盾」
一度失うと二度と入手できない。

「ハイリアの盾」
鉄製の盾で、燃えて無くなることはない。

「カンテラ」
周囲を照らしたり、たいまつに火を灯したり、何かを燃やしたりできる。
燃料に油、または黄チュチュゼリーが必要。

「パチンコ」
遠距離攻撃ができる。

「釣り竿」
コリン手作りの浮き釣り用の釣り竿。
餌なしでも釣れるが、餌を付けると釣れる魚の種類が増える。

「空きビン」
クスリやカンテラ用の油、妖精などを入れることが可能な多用途容器。敵の光弾を跳ね返すこともできる。

「疾風のブーメラン」
風の妖精が宿ったブーメラン。
従来シリーズのような効果に加え、投げると竜巻を起こす。
照準を最大5ヵ所ロックオンして軌道をコントロールすることができる。
敵には基本的にダメージは与えられず、竜巻による副次効果しか得られない。

「アイアンブーツ」
鉄製の靴で、履くことで体が重くなる。
硬いスイッチを押したり水底や突風の中を歩くことができるようになるが、動きは遅くなる。
ゴロン族の体当たりを受け止めたり相撲をするには必須のアイテム。

「勇者の弓」
ゴロン族が守り続けている、かつて勇者が使ったとされる弓。
爆弾やホークアイとの合成が可能。

「クローショット/ダブルクローショット」
先端が鉤爪状で、従来シリーズのフックショットと違って対象を刺すのではなく掴む。

金網など金属製のものには引っ掛かかりそこまで引っ張ってくれるが、木製のものは弾かれる。遠くのアイテムを引き寄せることも可能だが、木製のタルなどに当たると壊れる。

後半でもう一つクローショットを入手すると、両手装備になる。片方のクローショットを何かに引っ掛け、別のポイントにもう一つのクローショットを撃つことが可能になる。ツタに掴まった状態では使用不可。

「爆弾」
ヒビが入った壁や岩などを壊せる。
従来シリーズから投げるモーションが多少変更され、持って走る際には肩に抱える。

「水中爆弾」
水中でも使える特殊な爆弾で、通常の爆弾よりも持てる数が若干少ない。

「ポケット爆弾虫」
足が付いた自走する爆弾。用途は従来シリーズのボムチュウと同様だが、壁にぶつかると登らずに爆発する。

「ホークアイ」
弓矢と組み合わせることで、望遠鏡を覗いたままの遠距離射撃が容易になる。

「スピナー」
巨大なコマのような古代の乗り物。浮上して移動できるので、流砂や氷の床の影響を受けない。
壁に付いたレールを伝って移動したり、歯車を回したりもできる。レールを伝っていない時は一定時間経つと止まる。

「チェーンハンマー」
鎖に繋がった鉄球。
頭上で振り回し、敵や障害物にぶつけて使用。その破壊力は大砲に匹敵し、様々なものを粉砕できる。
持って歩くだけで盾を構えるのと同じ効果があり、弓矢などの攻撃を防ぐことが可能。ただし攻撃時の隙が大きいことと、抱えた状態での移動は速度が大幅に低下。

「コピーロッド」
天空都市からの使者が持つという杖。
杖を振って光弾を放ち、特定の彫像に当てると彫像がリンクの動きに同調するようになる。

「馬笛」
ウマ草をモチーフにイリアがお守りとして作った笛。
草原などで吹くとエポナを呼ぶことができる。

「おばちゃん/おばちゃんの息子」
ダンジョンで使用すると入口まで転送してくれる。もう一度使用すると前回使用した地点に転送してくれる。

「ゴーストカンテラ」
Wii版に追加されたアイテム。
ポゥフィーがいるエリアでは火が灯り、全滅すると消える。

独特の雰囲気がある世界観

当時としてはかなりリアルなグラフィックですが、特に印象的なのが光と闇のコントラストです。
明るい場所の柔らかい光が闇の深さをより際立たせていますね。トワプリならではの「暗いのに綺麗」な世界。HDリマスター版ではさらにグラフィックが上がっているので、色合いの深みが増しています。

謎多き相棒「ミドナ」

物語の序盤で出会う皮肉屋で気まぐれな個性的な相棒。でも物語が進むにつれ隠された想いや信念が見えてくるのです。

時に棘がある彼女の言葉ですが、優しさも見せてくる。今作はミドナとの絆の物語としても印象に残ります。

リンク、狼になる

今作はリンクが”狼”に変身します。

狼リンクでしか行けない場所、感じられない気配、聞こえない声。闇の中で鼻を利かせ地面の足跡を追う、そんな細かい仕掛けが探索の面白さをより増している。

難易度・従来シリーズよりは易しい

易しいとはいえ、私は馬車の護衛と手に追いかけられながらソルを運ぶやつはエライ苦戦しました。さらに集中力が切れてくると、しょーもないところでリンクがお逝きになってしまうんです。そう、仕掛けもなにもないところでね。
マグマにポチャーっと落ちていったり、うっかり爆風に飛ばされて落ちていったり…可哀想なリンク。

昔、ニンテンドー64の「時のオカリナ」か「ムジュラの仮面」どっちだか忘れましたが友達に借りて遊んだことがあるのですが、驚きのセンスのなさでクリアできずに友達に返却。

今作はアクションオンチな自分でも散々ではありましたけどクリアができました。なのでアクションが苦手でも、とりあえずどうにかなるくらいの難易度かと。

やり込み要素も豊富

ボム袋、矢立て、財布という名の巾着袋、これらを最大にするためにミニゲーム的なのを頑張りました。あとはライフも沢山にするために攻略サイトを見ながら集めましたが、全部集めることはできませんでした。

スノボみたいなミニゲームがあったのですが、これはいけると見せかけて…。
旦那と嫁と順番に競争するのですが、旦那との競争は難易度が低めでした。これは嫁もちょっとくらい難易度は上がるんだろうけど、いけるだろうと。だがちょっとどころではなく、全然勝てなかったですね。

砂漠の洞窟を制覇するというやり込み要素もあります。

ゼルダの伝説は、クリアまでたどり着いたのがまだこのトワプリだけですが、どのシリーズもやること沢山あって長く楽しめるイメージです。

鷹を呼ぶタイミングはどこだったのか

ウマ草でエポナを呼べます。鷹も草で呼べます。だけど鷹は呼ぶ機会がほぼなく、いつ呼べばいいのかわからなかったです。イベントで草を吹いた時にはなんだか全然違う鳥が来たし…

鷹はいつ呼ぶのでしょうか。

トワイライトプリンセスは「ダーク」かつ「大人向け」としての評価も高く、ゼルダの伝説シリーズの中でも人気があるそうな。だから中古でも5000円くらいしたんだなと。

苦戦したところもありますが、難しすぎず簡単すぎず、そしてグラフィックも綺麗です。対応している機種が限られますが、ハードをお持ちであればぜひ遊んでみてはいかがかと!

そして懲りずにゼルダの伝説:ブレスオブザワイルドも遊びました。

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