ゲーム『エイリアン アイソレーション』はどれだけ怖い?1人で挑む緊張と恐怖【ネタバレなし・感想】

エイリアン アイソレーションの(Alien Isolation)|アイキャッチ画像 ゲーム

もはやその辺にいるアンドロイドにすらビビりまくっていたマツリカが、『エイリアン アイソレーション』をネタバレなしでまとめました。

  • 映画を意識した作り込まれている世界観
  • 逃げるしかない恐怖のレベルと魅力
  • 絶対的恐怖と孤独…自分に合う?

孤立した宇宙空間と逃げられない絶対的な恐怖を相手に、アマンダと一緒に生き延びる術を見出しましょう。

映画『エイリアン』『エイリアン2』の間にあたるのが本作、「エイリアン アイソレーション(Alien: Isolation)」です。

ノストロモ号乗員だった、母エレン・リプリーの行方を捜している娘アマンダが主人公。

“エイリアン”という脅威にさらされた宇宙ステーションや宇宙船を、隠れて逃げることで生き延び、脱出を目指します。

基本情報

発売2015年6月11日
ジャンルSFサバイバルホラー
対応機種PlayStation3
PlayStation4
Nintendo Switch
Xbox One
Xbox 360
Windows
OS X
Linux
iOS(14.8以降)
Android(10以降)
プレイ時間約20時間~(難易度による)
マツリカ
マツリカ

CGで再現された映画のキャストを見るためだけに、父が購入した本作。
我がセガレが本編をクリアしてやりました。

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ノストロモ号の消息が途絶えて15年。

2137年、アマンダ・リプリーは宇宙船のエンジニアとして働きながら、ノストロモ号乗員だった母エレンを捜している。

そんな中、「ノストロモ号のフライトレコーダーを回収した」と、ウェイランド・ユタニ社のサミュエルズがアマンダへ知らせを持ってくる。

アマンダは、サミュエルズとウェイランド・ユタニ社の幹部テイラーとともに、レコーダーが運び込まれたというセヴァストポリ宇宙ステーションへ行く。

しかし、宇宙ステーション内は未知なる生体の出現により、パニック状態に陥っていた。

キャラクター造形がかっこいいエイリアンですが、見つかれば終わり。
音を立てない、隠れるなどの隠密行動を駆使して立ち回らなければならない圧倒的恐怖が本作の魅力です。

映画を意識した世界観

スイッチを押して開けるドアや開閉音、ブラウン管ディスプレイのコンピュータやカードキーを差し込んで数秒待たないと起動しないセーブポイントやドアなど、細部まで拘って作り込まれています

さらにファンに嬉しい要素として、惑星「LV-426」宇宙人の宇宙船を本作で散策できるのです。
これには、私も大興奮しました。
エイリアンの大ファンである我が父にもここだけ見せましたら、感心して饒舌になっておりました。

しかもエイリアンのみならず、巣や卵。そこから生まれ出てくるフェイスハガーまで拝めるのです。

そして肝心のエイリアンも、デザイナーであるH.R.ギーガーのデザインを高レベルで再現しつつ、ゲーム用にアレンジが加えられ、CGがなかった1979年当時は表現できなかった宇宙船を駆け回るエイリアンが完成しています。

逃れられない恐怖

映画を観た方ならきっとわかる、あの“絶望感”の完成度が高いです。

たった一体しかいないエイリアンの存在が絶対的な恐怖

本作は敵対してくる人間やアンドロイドには攻撃が通りますが、エイリアン相手だとすべてが無力です。

様々な武器が手に入りますが、基本的には動体探知機を駆使して見つからないよう、音を立てずに移動したり隠れたりなど、隠密行動をしないといけません。
動体探知機は止まっている対象は検知しません。

ダクトの中も移動するエイリアンが、いつどこから出てくるかわからない恐怖。
エイリアンが使うダクトの構造はマップには表示されないので、先程まで遠かった足音が急に近くなったりして最高潮の緊張が走ります。

さらには、BGMすらもプレイヤーの精神を削りにかかってきます。

シャトルやエレベーターなどを使用する際に発生する待ち時間。
セーブするまでの間や端末を使っている間、セキュリティーチューナーで発生するミニゲーム要素を解く間や、仕様によるアイテム使用時のリプリーのモーション。

これらの間もリアルタイムに進行しており、張り詰めた緊張と恐怖が常に隣り合わせです。

難易度

  • Very Easy
  • Easy
  • Normal
  • Hard
  • Nightmare

難易度は上記5段階。
プレイ途中でも変更が可能です。

難易度を上げるほどアイテムの入手率も低くなる上、人間、アンドロイド、エイリアンの知力や学習能力が上がるので、武器の使い方や立ち回りを考えないと詰んでしまいます。

エイリアンは少しの音でもプレイヤーの位置を探知するので、慎重に行動しなければなりません。
積み重なった段ボールを崩すだけでも、見つかります。

さらに、プレイヤーの行動を学習するというこのシステムが秀逸です。
何度も同じ行動は通じませんし、同じ場所にとどまっていてもいずれ見つかります。

唯一、エイリアンを一時的に撃退するのに有効だった火炎放射器ですら、何度か使用するとエイリアンが「火炎放射器は脅威ではない」ことを学習するので、撃退することができなくなります。

最初はNormalでプレイしていたセガレですが、どうにも進行することができなくなり、最終的にVery Easyでクリアしました。

継承・孤独・生存・観察」

母エレン・リプリーの意思と記録を辿ることで、アマンダは母の生き様を継承しました。

宇宙という地上から離れた逃げ場のない空間を、たった1人でエイリアンから逃げ延びなければならない絶対的な孤独

プレイヤーの行動に適応していくエイリアンと、無力な人間

圧倒的な差を見せつけられながら、プレイヤーは生き延びるため、恐怖の中でも臨機応変かつ迅速に“判断する力”が問われます。

音、気配、対象の行動を観察し、判断する。
一瞬のミスが命取りです。

こうした過程で、プレイヤー自身がこの“恐怖に適応していく体験”こそが本作の本質なのです。

  • 説明があまりない
    入手したアイテムの使い方などがきちんと説明されないので、理解するまでに時間がかかる。

特にわかりにくかったのが個人的にはアクセスチューナーなのですが、現在は攻略サイトがあるので、どうしてもわからない場合は調べることが可能です。

  • 何をするかわかりづらい
    目的地やミッションがマップ上に表示されますが、いまいち何をするのか、どこに行くのかがわかりにくいことが多かったです。

これも攻略サイトを見てしまえば解決できます。

ホラーゲームができない私に代わって、今回は父ではなく“セガレ”がプレイしてくれました。

セガレは我が家の中でゲームがダントツに上手なので、父がやるバイオハザードやサイレントヒルよりも安心感はあります。
しかし、謎の好奇心や待っていられない性格が影響し、絶対に敵が近くいるのに飛び出してみたり覗いてみたり、時々ちょっとふざけていました。

…自分はできないので、文句は言いません。
さらなる緊張感と恐怖感を倍増してくれたんだと思うことにしました。

緊張の限界を突破した時…

本作の、限られたリソースでやりくりするシステムは初期の「バイオハザード」や「レクイエム」に近いものがある。

攻撃が通る敵と通らない敵、でも基本的には慎重に行動しなければならない要素については「リトルナイトメア」に近いものがあるかもしれません。

とはいえ、怖さの種類はどれとも違いました。
どこに潜んでいるかわからない恐怖と、つかまったら即ゲームオーバーである緊張感。

没入感が非常に高く、まさにアマンダと精神状態がリンクしているかのような臨場感を味わえます。

どんどん絶望的になっていく状況の中で徘徊を続けるエイリアン、信用できるのかわからない人間やアンドロイドに精神を削られ、ジャンプスケア要素もあるので徐々に疲弊します。

セガレが随所で「…怖い」と呟いておりました。

挙句の果てには、ドアを開けた途端目の前にいるアンドロイドに「うわビックリしたあぁ!」と、ジャンプスケアでもなんでもないところで叫んでいました。

すべてが敵に見えてくることと途切れない緊張…限界を突破したようです。

マルチレンチのみで4人に挑むリプリー

怖がり、緊張し、疲弊している中でも、操作は案外冷静なセガレ。
銃を持つ4人の人間に狙われるも1v1を繰り返し、レンチのみで1人ずつ倒す力業も見せつけてくれました。

ここは何度かやり直しとなった場所なのですが、そもそもどこを目指せばいいのかわからず攻略サイトを頼りました。

サイトには人間に見つからない道筋と、隠れるポイントが記載されていました。
こうして慎重に進んでいった先で、初めて安心感の高い武器を入手できるようです。

しかし、サイト通りに進んで隠れているはずなのに、見つかります
結果的には穏便に済ますことができず、4人全員を倒して武器の元に辿り着きました。

サイトには、その後ここに戻ってくると4人はエイリアンに倒されている…と記載されていましたが、すでにセガレは倒してしまっている状態になってしまい、笑ってしまいました。

緊張感がない超人すぎるリプリー

隠密行動…本作においてはものすごく大事な要素です。

しかし、リプリーがうるさいのです。

やりすごすためにロッカーに隠れることもあるのですが、エイリアンに聞こえていそうなくらいの勢いで扉を閉めます

ドアのロックを外し、それを床に置く際も少し雑めにガシャッと置きます

「リプリー?静かにね?」
「リプリー?ちょっとうるさいね?」

と、誰よりも静かにできないセガレすらもリプリーの行動にはヒヤヒヤしていたようです。

さらに、リプリーはエンジニアでありながらもそこら辺の人間を凌駕する体力を誇っています。

どれだけ走っても切れないスタミナ
己の腕力だけでよじ登るフィジカルの強さ

母エレンも相当なので、リプリーの一族はみんな超人なんだと思います。

難易度の変更

上述しましたが、最初はNormalでプレイしていました。
しかし、何度挑んでもエイリアンに見つかって進行できず、最終的にVery Easyまで難易度を下げました。

すると、きっとNormal以上だと見つかるであろう物陰に隠れるだけでも見つかりづらくなり、Normalと比べると進行がグッとラクになりました。

ですが、フェイスハガーはズルいですね。
攻撃すれば倒せるのですが、小さくて見つけづらいので、探している間に飛びつかれて何度かゲームオーバーになりました。

本作で1番厄介なのは間違いなくフェイスハガーだと確信しています。

紆余曲折を経て、ついにクリアしたセガレ。
観ている分には余裕を持っていられますが、この上ない緊張感の中で時に瞬発力や機転を利かせなければならないこの作品。

自分でやったら1ミリも余裕がなくなり、クリアできない自信しかありません。
よくやり遂げてくれました。

【当初の難易度】
Easy・Normal・Hardの3段階しかなかったようです。
しかし、Easyですら容易ではなかったため急遽Very Easyが追加されたとのこと。

【ファンに嬉しいノストロモ号の追体験】
映画『エイリアン』をベースにした、作品の後半部分を追体験できるおまけモード「搭乗員は放棄してよし」「最後の生存者」が本作に収録されています。

これを観たいがために父が購入したのですが、映画版のキャストがCGで再現され、ボイスアクターにも本人が起用されているのです。

★こんな人に合うかも!

  • ステルスゲーが好き
  • 臨場感溢れる恐怖を味わいたい
  • 映画「エイリアン」が好き

★こんな人には合わないかも…

  • 戦う手段がないゲームが苦手
  • わかりづらいシステムは苦手
  • 極度の怖がり

絶対に私にはできない!と、何度も思います。
Very Easyまで下げても見つかる時は見つかるし、つかまっても救済措置があるわけではなく一発ゲームオーバーです。

よくクリアしたなと感心します。

本作は映画「エイリアン」「エイリアン2」の間の話として、正史に組み込まれています
なので、映画ファンの方には特におすすめです。

映画を観たことがない方も、圧倒的な恐怖体験に興味があればぜひ遊んでみていただきたい1本です。

本作を終えると、映画も気になるかも?

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