ゲーム『バイオハザード8 DLC:シャドウズ オブ ローズ』は怖い?最高のエピローグ【ネタバレなし】

バイオハザード8 DLC シャドウズ オブ ローズ(レビュー)|アイキャッチ画像 ゲーム

「本編と比べてどのくらい怖い?おもしろい?」

シリーズ屈指の恐怖レベル
でも、短時間なのに濃厚なストーリーに満足感が得られます。

理由は3つ

  1. イーサンの時とは違った精神を削る演出
  2. 短時間(スムーズに攻略できれば2~3時間)の中に詰まっている完成度の高さ
  3. エピローグとして満足度の高い親子の愛と絆

またあの“べネヴィエント邸”に行かなければならない本作を、ネタバレなしでレビューします。

「バイオハザード7」と、「バイオハザード8」の本編を遊んだ方に、ぜひ遊んでほしいDLCです。

バイオハザード8ヴィレッジ本編から、16年後(2037年)を描いた追加シナリオ「シャドウズ オブ ローズ(Shadows of Rose)」

イーサンの娘ローズマリー・ウィンターズが、自身が持つ“特殊な力”を封印するため、「菌根の記憶の世界(意識の世界)」を探索する物語。

バイオハザード8本編よりも「恐怖度」が高めですが、究極のビビりである私でも視聴はできました。
なので、プレイは無理でも、観るだけなら挑戦できるかもしれません。

特殊な能力を捨てる…!【あらすじ】

自身が持つ“特殊な力”を気味悪がられ、友達ができずに孤独を感じるローズ。

「浄化結晶」を手に入れることができれば、力を抑え込むことができるかもしれない。

そう言ってケイは、研究室の“菌根”をローズに見せる。

菌根に意識を集中し、菌根の世界に入り込むことに成功したローズは、そこで自分を導く金色に輝く文字“マイケル”と出会う。

基本情報

配信開始日2022年10月28日(Switch版:12月2日)
ジャンルサバイバルホラー
対応機種PlayStation4
PlayStation5
Nintendo Switch(クラウド版安定した通信環境が必要)
Xbox Series X/S
Xbox One
PC(Steam)
プレイ時間2~3時間
難易度(ゲーム途中に変更不可)
Casual
アクションが苦手な方に最適な難易度
Standard
適度な緊張感を得られる難易度
Hardcore
被ダメージが高く、弾薬管理もシビアな上級者向け

シャドウズ オブ ローズを遊ぶために必要なもの

本作を遊ぶためには「バイオハザード8ヴィレッジ」本編が必要です。

製品名内容こんな人におすすめ
ゴールドエディションバイオ8本編+DLC(追加コンテンツ)これから遊ぶ人(コスパ最強
通常版バイオ8本編のみとりあえず安く、本編だけ始めたい人
ウィンターズ エクスパンションDLC(追加コンテンツ)すでに本編(通常版)を持っている人

DLC「ウィンターズ エクスパンション(Winters’ Expansion)」の内容

  • シャドウズ オブ ローズ(Shadows of Rose)
    ヴィレッジから16年後、ローズマリーが主人公の物語
  • サード パーソン モード(THIRD PERSON MODE)
    本編をTPS(三人称視点)で遊べるモード
  • ザ マーセナリーズ:アディショナル オーダーズ(THE MERCENARIES:Additional Orders)
    エクストラゲーム「ザ・マーセナリーズ」にキャラクター、ステージが追加

通常バージョン・Zバージョン

バイオハザード8ヴィレッジは、通常版かZバージョンどちらかを選んで購入可能です。

通常版(CERO:D)はZバージョン(CERO:Z 18歳以上)よりも表現がマイルドになっています。

Zバージョンが前提の作品ですので、18歳以上の方でハードな描写が平気であれば、Zバージョンがおすすめです。

別途DLCを購入する場合は、バージョンが一致していないとDLCが認識されないので、購入前に必ずお手持ちのバージョンを確認してください。

マツリカ
マツリカ

プレイは無理だけど、物語は見届けたい…そんな私のような「視聴勢」でも楽しめる作品です。

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世間の評価として、ヴィレッジ本編よりもホラー感が強く、難しいという声が多いです。
難易度をCasualに設定していても、弾薬管理がシビアになりつつあります。

そして、本編に登場した“トラウマ級エリア”が、ここにも登場。

本編よりも怖い精神を削る恐怖

世間でも言われているように、個人的にもシャドウズ オブ ローズの怖さは本編を上回っていると感じました。
ヴィレッジは私でもなんとかクリアできたのですが、本作は観ているだけなのにかなり怖かったです。

イーサンが訪れたステージをローズも行くことになるのですが、イーサンの時とは演出が変わっています。

ホラー全振りすぎて、常に薄目でいつでも画面から目を逸らせる状態にしないと観られません

原点回帰したバイオハザード7の頃から薄々思っていたのですが、恐怖度が段々上がっていますよね?
サイレントヒルのような、精神を削ってくる演出が増加しているように思います。

ホラーですから怖くてなんぼですが、観るだけで精一杯です。
もう絶対に自分ではプレイできません。

完成度が高いストーリーとゲームバランス

この「シャドウズ オブ ローズ」をもって、ウィンターズ家の物語は幕を閉じます。
エピローグとしてのストーリーの完成度が素晴らしいです。

ローズは特殊能力を使うことができますが、無敵ではありません。

基本的にはバイオハザードらしく、銃を使いながら進行します。
なので、ゲームバランスもとても良い。

能力が万能だと、ただのファンタジーやSFになってしまうので、能力の見せ方がとても秀逸だと感じました。

全体的にも、恐怖、謎解き、戦闘のバランスが良く、高評価を得ています。

親子の愛と絆

記憶が定着する前に父を失ったローズは、作中で「(パパが)生きていたらどんなだったかなって、想像することがある」と語ります。

菌根の記憶の中で様々な意識に触れるローズは、赤ん坊だった頃に過ごした家に辿り着きます。
そこで、父からの最大の愛に触れるのですが、その愛を得られなかった嫉妬や執念に満ちた存在と衝突。

「お前がいなければ」と怒りを剥き出しにされますが、たとえ記憶に残っていなくてもローズが受け取った“約束”は本物で、本当の親子の絆を打ち破られることはありませんでした。

そして、ローズがラストに下した決断には、切なくも暖かい「愛」が溢れています。

ウィンターズ家の物語の結末として、これ以上ないほどの納得感が得られました。

【親子の「愛と絆」が描かれる物語が好きな方におすすめ】

  • 『サイレントヒル』
    特に、「初代~3」。「2」は親子ではないですが、悲しくも美しい夫婦の愛が描かれます。
  • 『こどものおもちゃ』
    思春期に入った子どもたちの裏に抱える葛藤や感情と、母、父からの深い愛情が描かれます。

見方が変わるエンディング

本編と同じエンディングが用いられています。

これは、本編のみを遊んだ場合とシャドウズ オブ ローズも遊んだ場合で見方が変わる、とても秀逸な演出となっています。

  • ボリューム不足
    苦戦しなければ2~3時間でクリアできてしまう。

けれど、この短時間の中に詰まっている密度は素晴らしいです。

  • TPS(三人称視点)固定
    シャドウズ オブ ローズには、FPS視点がなく、TPS視点しかありません。

FPS(一人称視点)が選択できれば、さらに恐怖体験が深くなったと思います。
私はホラー作品は観ている専門です。怖がりには、ローズのうしろから覗いているくらいがちょうどいいかもしれません。

私の場合はホラー作品をプレイできないため、“観てる専門”です。
今回は、シャドウズ オブ ローズは知らない間に父がクリアしちゃっていたので、配信動画を視聴しました。

最初から最後まで、全部怖いです。

しかも、またあの“べネヴィエント邸”に行かなければならないのです(配信者さんが)。

世間の声としては、本編よりも恐怖演出が磨かれているという意見が多いようです。
私からしたら、怖いものは怖いのでどっちも怖いです。

ローズが訪れたべネヴィエント邸には、可愛いクマのぬいぐるみが置いてありました。
でも、油断してはいけません。

またしても、1つもアイテムを持っていない丸腰にされ、謎解きをします。
そして、ついに謎を解き明かしたあとに迫りくる恐怖がとんでもないです。

丸腰にされた時点で、本編と同じような恐怖が絶対くるのは予想できました。
しかし、そんなにいらなくないですか?
せめて1人だけでよくないですか!?

本編と似てるようで、まったく違う恐怖です。

観ているだけなのに動悸が…
ほら、クマのぬいぐるみは完全に油断させるための細工だったんです。

次々に登場してくるお人形が怖いったらありゃしません。

このように、めちゃめちゃに怖かったのですが、「赤ん坊だった頃に過ごした家」とラストはもうボロボロに泣きました。

丸腰ホラーといえば、ゲーム『エイリアン アイソレーション』
本作と違って完全なる丸腰ではありませんが、“エイリアン”相手には丸腰も同然です。

閉鎖的空間から、たった1人で脱出を目指さなければならない恐怖と絶望を味わえます。

【デューク?】
シャドウズ オブ ローズには、本編に登場した「武器商人:デューク」に似たキャラクターが登場します。
とても悪い人です。

しかし、ご安心ください。
彼は本編と同じデュークではなく、菌根の記憶を利用して作られた存在です。

【シャドウズ オブ ローズの時系列】
2021年が舞台の本編より16年後の物語なので、シャドウズ オブ ローズは2037年頃の話となります。

2026年が舞台の最新作「バイオハザード レクイエム」よりもあとの話ですね。

ウィンターズ家の物語は完結しましたが、エンディングでのやりとりなどから、今後ローズが登場する作品も出てくるかも?

乞うご期待ですね。

★こんな人に合うかも!

  • バイオハザード8ヴィレッジをプレイ済み
  • 圧倒的恐怖体験をしたい
  • 弾薬の節約や能力の使い方を試行錯誤したい

★こんな人には合わないかも…

  • FPS視点がいい
  • ホラーが苦手
  • 予測不能な展開が苦手

DLCにしては、ややボリューム不足と言われることも多いですが、圧倒的密度で描かれるストーリーとゲームバランスの完成度は評価が高いです。

ホラー要素が強いので私は観ているだけでも精一杯ですが、ホラーが大好きでバイオハザード8ヴィレッジをプレイ済みの方なら、より楽しめるはずです。

ホラーは視聴すらできないという場合を除いては、観ているだけでも十分に楽しめるので、視聴もおすすめです。

完全なホラーの中に、泣ける演出も組み込まれています。
ぜひ、ウィンターズ家の物語を見届けてください。

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